光にふれるのレビュー・感想・評価
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ピアニストとダンサー
2020年3月23日
#光にふれる 鑑賞
視覚障害を持つ天才ピアニストとダンサーを目指す女性が、互いに励まし合いながら夢に向かって奮闘する姿を描いた台湾映画
主演の女優さんがハーフ顔でキレイ。土屋アンナ風ですね。
全てが美しかった。
「共犯」でチャン・ロンジー監督を知って、共犯がとても良かったのでこの作品も観てみましたがとても好きな作品に巡り会えました。
初っ端から映像の美しさにやられてグッと掴まれました。
ストーリー自体は特別珍しいものではないけれど、映像作品として素晴らしい物だと感じました。
ただ個人的には内容の配分をもう少し変えた方が良いのではないかな?とも思いました。3分の1が少し長く感じたのと、友達の存在がメインではないけど最後まで大事な部分ではあったので、友達ができて友情を深めるシーンをもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。
盛り上がるシーンが少し短めに感じたので、「そこを短くするなら序盤を少し削っても良かったんじゃないかなー?」とも思いました。
でもこの作品、監督大好きです。映画館で観たかったなー。
心が温まった
主人公の二人はもちろんのこと、二人を取り巻く人びとの、何と心の温かいこと。ここまで善意の人が集まると作り話っぽくわざとらしさが鼻につく物語展開もよくあるが、そんなことは全くない。傑作だ。台湾映画初めてだったが良い映画に出会えた。
久々に☆5つ!
上映開始5分もたたないうちにどっぷりと映画の中に引き込まれていました。気がつけば涙も止まらず…。
ここで色々と書くよりも多くの方に観て自分の目で感じて欲しいと思う映画でした。
是非劇場へ‼︎
素晴らしい、音楽と光。
静かで綺麗で、優しい映画でした。
光にふれるっていう題名通り、画面の光が本当に柔らかくて、素敵。
そして、ピアノの音色を聞いているだけで、あんなにポロポロ涙が出てきた事に、自分でビックリしました。
音楽って、すごいんだなぁって改めて、実感。
優しい優しい作品でした。
大学入学の盲目のピアニストのものがたり。小さい頃にピアノコンクールで優勝したがまわりからは盲目だから可哀想だから優勝できたと陰口叩かれたことがトラウマで大会に出れなくなっていた。しかし、ダンサーを目指す少女や優しい学友に助けられ少しづつ成長し周りからも認められるようになっていった…。
実在のピアニストが本人で出演。中国語とか全然わからないけど、なんとも抑えた優しい演技で語りかけてくれます。悔しくても、出来ることを精一杯やって進んでいく。爽やかにおしえられました。
珠玉、としか言い様がない
ユィシアン役を本人が演じているその説得力は言うまでもないが、彼にとっての世界や物の感じ方の映像表現が素晴らしすぎる。障害というテーマを扱う映画は、繊細な扱いをしようと極端になり過ぎる傾向があるがこの映画には押し付けがましさ、憐れみを誘うような表現、特別視を強要するような表現も皆無で、終始爽やかで温かい空気が流れている。
音楽も秀逸。画にも音にも、ユィシアンの人柄が滲み出ているようでとても素直な気持ちで鑑賞出来る。
扱いの難しいジャンルながらも、無理なくとても綺麗に全てがまとめあげられている作品。
生涯の一本になり得る名作だと思います。
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