「【大津波に襲われたタイのリゾート地で、母と家族を守るために奔走する若きトム・ホランドの姿が沁みる作品。日本の企業のBCPは大丈夫か、と思ってしまった作品でもある。】」インポッシブル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【大津波に襲われたタイのリゾート地で、母と家族を守るために奔走する若きトム・ホランドの姿が沁みる作品。日本の企業のBCPは大丈夫か、と思ってしまった作品でもある。】
■2004年、マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)夫妻と3人の息子はタイのリゾート地、カオラックで休暇を楽しんでした。
そんななか、スマトラ沖でマグニチュード9.1の地震が発生。
これにより発生した巨大津波はタイにまで押し寄せ、一家を飲みこんでしまう。家族は離れ離れになり…。
◆感想
・3・11を経験しているので鑑賞を控えていたが、昨晩鑑賞。
所謂、ディザスタームービーであるが、平地である島での津波に襲われるシーンは、恐ろしき事、限りなし。
・今作の見所は、若きトム・ホランドが、母を助けるシーンと、離れ離れになってしまった父(ユアン・マクレガー)を探すシーンである。
ー 彼は、他の家族の為以外にも、奔走する。彼の善性を感じる。-
<東日本大震災を経験している我々日本人にとって、今作で描かれている事は決して他人事ではない。
死に直面した人間が、生きる意味と喜びを見い出す姿が頼もしい。
奇跡的に家族全員が助かったラストシーンには感動する作品である。>
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