「萌えアニメと言うのは容易い。が…」AURA 魔竜院光牙最後の闘い 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
萌えアニメと言うのは容易い。が…
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あんなオープニングだし、こんなタイトルだから、てっきりファンタジーだと思ったら、学園ラブコメじゃん、これ!
中学時代のイジメを克服し、普通の高校生としてデビューした佐藤一郎。ところが、“異世界の者”と名乗るクラスメイト・佐藤良子と出会い、平穏の筈だった高校生活は思わぬ方向へ…!?
勿論、良子は魔法使いでも何でもない。
実は、一郎も似た過去あり。
妄想オタク少女と元妄想オタク少年。
いわゆる中二病。
ライトノベルの映画化。
女の子キャラがいちいち可愛い。(不思議ちゃんにキュートなイイ子ちゃんに性格の悪い美少女)
何処を取っても萌え系アニメ。
それだけで抵抗ありと言うのは容易い。
しかし、同世代の少年少女なら、響くものもある。
クラス内のヒエラルキー、イジメ、くだらない学校生活、つまらないこの世の中…。
それらから逃げるように、妄想の世界に、自分の殻に閉じこもる。
が、いつか気付き、妄想の世界の使命より苦しい現実の世界で戦わなければならない時が来る。
その時はきっと、理解ある者が傍に居る。
見終わってから分かるタイトルの意味にも納得。
なるほど、そういう事か!
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