「オリジナル部分が原作の良さを潰している…」聖☆おにいさん(2013) 四季桜さんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナル部分が原作の良さを潰している…
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この作品は話題になる前から大好きで、
祖父母は仏教と父母と自身はキリスト教
という感じの環境で育った自分としては、
本当に良く書かれている作品だ!っと
周りの人間に薦めていたのですが、
誰にも興味を示されず。
挙句ブレイクした頃に「これ面白いんですよ!」
等と薦めた奴らに逆に薦められる始末。
っというどうでもいい話は置いといて…。
そんなこともあり、この作品って
物凄く宗教ネタをこういう視点でも見れるよね?
って点や宗教上の重要視されている奇跡や逸話を
ポンポンとネタにしてしまうのが本当に面白かったのですが、
映画の部分はせっかくの面白い部分を、
オリジナルパートが圧迫してしまい、
ネタが少なくて本当にがっかりでした…。
でも原作パートは本当に面白くできており、
もう振りの時点で来るぞ!来るぞ!
って感じでネタが出る前に原作組は
吹き出している感じでした。
原作を見ているとやっぱり二人は聖人なんですが、
オリジナルパートになってしまうと、
庶民じみた普通のお兄さんっていう印象を
強く出そうとしてしまい、違和感も半端無い。
それでも立川を紹介するような二人の生活や、
溶け込んでいる感じは嫌いではないですが。
大家さんとの距離感とか近所の人との人間関係とかが
広がり過ぎて、妙に距離感があるのが…。
子供の話の部分に至ってはつまらな過ぎて
苛々したくらいです。
和尚さんの話や、絵馬の話のカット。
ネ申キターの部分のカットなど残念な点は多かったですね。
でも是非続きを作ってほしい作品ではあります。
できれば今度は原作メインで。
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