「「ダメです」本作が。」劇場版 TIGER & BUNNY The Rising Veetさんの映画レビュー(感想・評価)
「ダメです」本作が。
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さとう監督テイストをこれでもかと削った作品。Amazon PrimeにはTVシリーズでここまで夢中にさせて、映画版でここまでゲンナリさせられた恨みを感じます(恨む相手が違うでしょうが)
『TIGER&BUNNY』とは、TVシリーズの人気でここまで伸びたのではないのか。
監督を交代させても、TVシリーズラストの 「1 minute, Power for the Future」 の精神性を再掲すべきでした。
消去しては、それこそ「ダメです」
唐突な女神伝説話も、楓ちゃんがうじうじする虎徹の尻をたたくママ役になったのも、構いません(日本の古い男はこういうの、好きですよね、ヨシヨシする女性が!)
最後、走り去る二人の背中、タイガーの項に「1 minute, Power for the Future」 があったら、文句は無かった。
「ダメです」なんですか、このエンド。後輩の尻に敷かれるお父さんですか。
本作の制作者コメントも探して見ました。楓ちゃんに、妻・友恵の役割を被せたかったようで、ウンザリしました。11歳の少女に、成人女性の役割を担わせる、この恥知らずな感覚に吐き気を覚えます。
もっとマトモな感覚の人たちに、正当な続編を作って頂きたいです。
キャラクター造形や設定という素材がいいだけに、『これだけ良い材料が揃っていて、よくもここまで不味い料理に作れたな』というのが率直な感想です。
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