「湯川の気遣い」真夏の方程式 eigalさんの映画レビュー(感想・評価)
湯川の気遣い
前作、「容疑者X~」と負けず劣らず
冒頭から(犯人)がわかった人にははすぐにわかったのでしょうけど、
小生はすぐにわからなかった、ゆえに物語をおもしろく観ることができました。
ドラマ版では主に岸谷とのやりとりで話が進んでいくが、
今回はある子供との出会いから始まり二人のやりとりがメインで話が進んでいく。
あれ?湯川と言えば子供嫌いではなかったのか?
その理由が映画を観て行けばわかってきます。
けど、おにぎり包んでいたアルミホイルに携帯入れちゃうなんて汚くないか?w
映画の演出も、しっかりと笑いをちょいちょい入れての、
今回はフレミングの手を湯川がやるのではなくなぜか岸谷がやったり(笑)
数式の落書きも無いし(あの子に渡した自由研究のメモには書いてあったということなのだろうか)。
子供はもらったはいいけどあれを理解するのに学生くらいにならないとわからないのでは?と思ったり。(つまり自由研究にならないw)
けど、海を見たことないと言われて湯川得意の物理学と最新技術を駆使して子供に海を見せてあげて感動させるという(けど湯川には見せてくれないというオチw)
成実に「海はきれいでした?」と聞かれて、(見ていないのに)実に綺麗だったと答える優しさ。
だがそれは湯川が「ある人の人生を歪んだものにしてしまう」と言った後だけに、実に心温かい湯川が出されていて、
ドラマ版とは違ったテイストのガリレオでした。
話は、よーく見たらベタって言ったらベタなのだろうけど、
人と人とのつながり、親と子の関係、心の奥底に長年持っている感情、愛、力強い気持ちというのか
心を揺さぶらされてくるドラマ性。これで事件解決?と思いきやまだまだ話が続いてわくわくさせるという。
フラッシュバックとかしてくれて話を飲み込むのが悪い小生にもよくわかりました。
いやーおもしろかった。
「容疑者X~」と引き続いて、こちらも◎でした。
観てよかった~
”そして(次回は)父になる”、という・・