メイジーの瞳のレビュー・感想・評価
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メイジーが聞き分けよすぎ
沢木耕太郎氏の映画レビューのおすすめで見てみました。主人公の女の子の両親は娘を相手しているのは確かなのでしょうが誠に身勝手。なのに7、8歳くらいのような女の子は空気も読んで聞き分けもよく、臨機応変。両親の各々の恋人(再婚相手)がお人よしでメイジーのことも献身的に面倒みてくれます。最後にメイジーがまた強引に連れ戻そうとする母親にささやかな自己主張をするところがほっとしました。
そして、バトン は渡された。
他人の子供は可愛い。
問題は バカ親 みたく、いづれは変身する事。
そんなセリフででくる。
大概はバトンは繋がれない。それが現実なんだよね。
メルヘンだなぁ。だから、かえって悲しい。
万引き家族やパラサイトでもいいけどね。現実はもっと殺伐としていると思う。
ロック・ミュージシャンの母
元々、お互いに出かけることが多い夫婦だったので、結局はお互いの新パートナーがメイジーと一緒にいることが多くなった。子供の純粋な愛情はいつも一緒にいてくれる人に傾いてゆく。父も母も帰ってきたときには飛びついて愛情を注ぐのだが、離れているうちにどちらが本当の親なのかわからなくなってくるストーリー。やがてリンカーン(スカルスガルド)とマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)は仲良くなり、示し合わせたように海のそばの家へと遊びに行き・・・
最後までは描かれてないが、どちらも離婚して、リンカーンとマーゴが結婚するような雰囲気で終わってしまう。そうなったら親権は元に戻るんだろうけど、どうなるんだろうな・・・
タイトルなし(ネタバレ)
特に何か事件が起きるわけでもなくただ日常が過ぎていくだけなんだけどそんなに退屈な感じはしなかった。
メイジーが空気読んで聞き分けのいい子を演じてるのが可哀想で辛い。
このままマーゴとリンカーンと3人でずっと暮らせたらいいのにと思うけどそうはならないのがわかるから悲しい。
とてもよかった
メイジーの両親がひどすぎて、若い二人が里親になってくれればなあと思わずにいられない。特にリンカーンがナイスガイだった。後半学校に全然行ってなかったけど夏休みか何かだったのだろうか。
ジェニファーコネリーの音楽がPJハーヴェイ風でかっこよかった。
不思議な映画
両親が離婚して、初めはお互いメイジーと過ごしたがるんだけど、徐々に扱いが適当になっていくところが見ていて悲しかった。
メイジーも悲しい感情を爆発させる子じゃないから、静かにそっと傷ついている感じで痛い。
メイジーが初めて涙するシーンや、リンカーンのことを「I love him」っていうところがすごくギュッてなる。
両親は精神的に子供のまま子供ができた夫婦って感じである意味怖い。
それにひきかえ、マーゴとリンカーンは他人でありながらもメイジーをちゃんと可愛がって心配してて「この二人と暮らせたらいいのに…!」って祈りながら見てた。
予想外の結末だった。
でもツアーから戻ったらメイジーは母の元に帰るんだろうな…
情けない大人を受け容れる子供。
なんとも胸をしめつけられるような作品だった。
子供っていうのは本当に生まれる場所を選べない。
子供好きでゆとりのある両親の元に生まれたなら、
メイジーのような思いをする子供はいなくなるのだろうか。
珠玉のコメントがチラシに寄せられていた。
内田裕也と樹木希林の娘・内田也哉子の、まるで我が家を
見ているようだった…という、かなりリアルな感想である。
以前、松田聖子の娘・沙也加の母に対するコメントを聞いた
時も同じように思ったものだが、とにかく忙しい両親の元、
ほぼ一人ぼっちで過ごす期間の長い子供はかなり辛抱強い。
そして冷静に大人達を見ている。第三者目線で語れるほど。
ロックスターの母(J・ムーアってのも凄いキャスティング)と
美術商の父(S・クーガン!)との間に生まれたメイジーだが、
おそらく生まれて以来、明けても暮れても夫婦は喧嘩ばかり。
罵り合いの続く中で眠り、目覚めるメイジーの暮らしぶりに、
見ているこちら側まで気が滅入る。何なんだ一体この家は!
やがて離婚する両親だが、互いに親権を譲らず、メイジーは
10日間ずつ、彼らの家を行き来することに。
程なく父親は、元々ベビーシッターだったマーゴと再婚。
すると母親も、バーテンダーのリンカーンと再婚(バカな!)
自己愛しか持たない人間が相手を思い遣れるはずがない。
当然次のパートナーとも喧嘩が絶えなくなり、関係が冷える。
ここでもメイジーは、じっと大人達を観察する。
自分を可愛がってくれるマーゴとリンカーンが大好きになった
メイジー。しかし彼らは本当の親じゃない。そこまでの権利が
彼らには持てない。親権を主張してはメイジーを振り回す両親。
特にロックスターの母親は、都合のいい時だけ逢いに来ては
メイジーを連れ回す。学校の送り迎えにも行かず、それぞれの
パートナーに子育てを押し付けては、仕事に没頭する両親。
今まで独りにされても決して泣かなかったメイジーが、
ポロリと涙を流す場面、そして母親に決意を示す場面は必見。
どんなに好きでも、どんなに愛してくれても、ダメだこりゃ~と、
6歳児にして気付いちゃう悲劇。こんな切ない話があるか。
やがてメイジーが大人になった時、
彼女を大切に育ててくれた人のことも、身勝手だった両親のことも
しっかりと受け止める日がやってくるのだろう。
どうかこんな状況を生き抜くメイジーが幸せに育つことだけを、
あの愛らしい瞳に祈りたい。幸せは自分で掴みとるのよ、メイジー。
(どっちが大人でどっちが子供…。親を育て直した方がいいくらい)
メイジーの服装がカワイイ
メイジーの服装がとってもカワイイー!
両親の勝手さに呆れた。
その両親に利用された2人も可哀そう、人が良すぎー・・・
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