劇場公開日 2014年1月31日

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「メイジーを演じるオナタ・アプリールの儚げな演技は良かった。」メイジーの瞳 Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0メイジーを演じるオナタ・アプリールの儚げな演技は良かった。

2014年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

メイジーを演じるオナタ・アプリールの儚げな演技が良かった。

終始周りの大人に気を使い空気を読み続けるメイジーの姿は健気そのもの。
メイジーの哀しさや諦めの表情が憐憫を誘い作品に感情移入します。

また周りの大人、特に両親の勝手我儘な態度がメイジーへの同情や憐憫に拍車をかけます。
母親を演じるジュリアン・ムーアの憎々しさも良かった。

ただ、作中、その拍車を回しに回して螺子をパンッパンに巻き切った所で。
…あれ!?そんなもんか。という結末。

確かに強烈過ぎる一発はメイジーのキャラを崩壊させる恐れがありますが。
それにしても、これだけ溜めに溜めたのだから…もう少し何かあっても、という消化不良な感じ。

話の設定や筋もメイジー頼み。
オナタ・アプリールの演技力で何とか成立してるように見えますが、それにしても中盤の展開には流石に無理が。
いや可哀想なんだけど現実的にその決断は無理でしょうよ。。

良い意味でも悪い意味でも、メイジーとそれを演じるオナタ・アプリール頼みの本作。
ポスターアートの印象が鑑賞前後でガラッと変わる点も彼女の表情の良さあってのこと。
健気な子供の姿を楽しみたい方、オススメです。

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Opportunity Cost