劇場公開日 2014年8月30日

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「自由にバンザイ」NO 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自由にバンザイ

2014年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

実話に基づく作品。

1988年、アウグスト・ピノチェト将軍の大統領任期の8年延長の賛否を問う国民投票をめぐり、反対派が広告の手法を用いて賛成派に対決していった物語。

1988年なので、ちょうどベルリンの壁崩壊の頃。ベルリンの壁崩壊はすごくニュースになりましたが、チリの国民投票が行われたということは残念ですが記憶にありません。チリの事は、そのくらい日本には馴染みがないんですねぇ。でも、時期的に同じということで、2010年から2012年に起こったアラブの春もそうですが、こう言う民主化活動というものは、全世界当時多発的に起こるんですね。

この作品自体は、2012年の作品なんですが、1988年当時の雰囲気を出すためか、ビンテージカメラを用いて撮影されたそうで、最近のデジタル映像とは違う、柔らかい(別の言い方をすれば、少し輪郭がぼやけた)映像になっています。

内容は、思ったのとはちょっと違いました。もっと、広告で反対運動が盛り上がって行くことが描かれていくのかと思っていたんですが。確かに、広告手法で運動を進めていく描写はありましたが、むしろまじめに運動を追求している感じ。お祭り騒ぎを描くのかと思っていたんですがね。だからか、若干、リズムが単調。レネが運動に参加して、進めていくまでは冗長。賛成派の巻き返しが始まっても、デモ弾圧の場面はありましたが映像は抑制的。もっと、賛成派・反対派入り乱れての広告合戦を期待していました。もっとも、あんまり事実とかけ離れてもアレですけどね。

想像とは違ったとは言え、中々、興味深い内容の映画でした。これは、アラブの春巻き起こった2012年に作成されたことは、偶然の一致じゃないですよね?

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勝手な評論家