「民族主義を捨てる」ハンナ・アーレント chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
民族主義を捨てる
ホロコーストはユダヤ人という民族に対して行われた。
しかしハンナは公平に、ユダヤ民族代表ではなく個人の目で憎々しい犯罪者を観察し、発表。同胞のユダヤ人からは激しいバッシング。
被害者でありながら、冷静に、対・人として加害者を見る。
これがいかに難しいかは、ハンナを非難したユダヤ人達を見れば一目瞭然。
民族主義に走らず、あくまでも「人」であることを死ぬまで貫いたハンナ。旧友のクルトにかけた言葉がそれを物語っておりました。
「悪」ってなんなんだろう。
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