劇場公開日 2013年10月26日

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「アイヒマン・ショーの傍聴席から」ハンナ・アーレント 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アイヒマン・ショーの傍聴席から

2024年4月11日
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 おそろしく地味な映画です。ただ、その分考えることが、見えてくるはず。
 世紀の極悪人を、よそのクニから、かっぱらって来ました。ナチの残党よ!。我らの正義の鉄槌を、受けてみよ!。ハンナさん、ユダヤを代表して、胸がすくコメントをひとつお願いします。

 …あの人は、ただのおっさん。上役に逆らえない小役人。

 余りに的確すぎるコメントは、喝采を浴びるどころか、大炎上。皆様なら、どうやって鎮火します?。普遍、周りのヒトに合わせて修正、弁明するところ、ハンナ姐さん、正面突破。火元にニトロ投げ入れて吹き消しに挑みます。

 ハンナ姐さん、どうしてそんな冷静なの。
 どうして、加害者を憎まないの。
 どうして、被告人の板挟みの苦悩が理解できるの。
 身内の憎悪に呑み込まれないの。
 ハンナ姐さんなら、今のイスラエルをどう思うの。

 今こそ、憎しみのメビウスを超えた、ハンナ姐さんの思い、届いてほしいな。…どうしたら、届くのか、わかんないけど。

機動戦士・チャングム