「ドタバタ真面目な純愛ストーリー」箱入り息子の恋 れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタ真面目な純愛ストーリー
現代版ロミオとジュリエットみたいな。
星野源のお父さん役の平泉成がめちゃくちゃ良かった。いいお父さん。
大杉漣がいけすかない親父で。
星野源が最初に大杉漣に見合いで放つ言葉が本当に真実をついていた。
外見や肩書だけで判断するのは目が見える人。彼女は違う。黒木瞳がいいお母さんで娘は救われたね。星野源と夏帆が惹かれ合ってゆく姿が微笑ましい。
2回も、死にそうな大怪我したり、裸でベランダから落ちたり、ちょっとドリフか!と、つっこみを入れたくなるところだが、そこを目をつむって文句なしの純愛ストーリーだった。
ベランダから這い上がるシーンと見つかってしまうシーンはドキドキしてしまった。心配で。
好きな人を好きといい、自分で選んだ人と結婚できるとは恵まれてるんだなと気付かされる。
吉野家に夏帆がひとりで食べにきて、泣いているシーンで私も号泣でした。
最後に星野源が病院から、点字で手紙を書き、夏帆が読んで微笑んでいるシーンで終わる。最後まで恋が成就するとこまで見れないのが惜しいが、言わずもがなだろう。
もうこの二人を引き離せる人なんていないだろう。
ただ最初にもう命をかけて夏帆を救い交通事故にあった場面を見て心動かない父親の大杉漣に理解ができないんだなあ。
本当に幸せにしてくれる人が星野源なのは明白ではないか。
だいたい一流企業に勤める野心家みたいな奴は残業やら、付き合いやらで家に帰ってこれないよ。公務員で定時に帰って夏帆や家族との時間が過ごせることがどれほど幸せか。
公務員、市役所勤め。婚歴なし。35歳
、何が文句あんだよ。
ツッコミどころはあるけど、いい映画です。
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