「最初から最後までカエル」箱入り息子の恋 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
最初から最後までカエル
途中まではとても良かったです。
平凡で真面目すぎる健太郎は星野源さんのハマり役でしたし、夏帆さんも、目の見えない感じが素晴らしい。障害者ならではという感じが上手く描かれていました。
ただ、ヤリマンと呼ばれている女性が出てきたあたりから流れがそういう方向に進んでしまっていて、最後なんかは勿体なさすぎました。
カエルみたいにしがみついて不法侵入なんて有り得ないし、二回も重傷を負って迷惑かけまくりで最初の方の無様な男と障害者の女の不器用な恋は何処へやら。
健太郎も十分気持ち悪いですが、一番ヤバいと感じたのは森山良子さん演じる健太郎の母です。子供への愛のあまり、子離れできない母親でしたが…
どの役者さんも演技が上手く、どこにでもありそうな世界観だったのはとても良かったです。
コメントする