「涙の牛丼。」箱入り息子の恋 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
涙の牛丼。
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この市井監督が髭男爵の元メンバーであったことをあとで知り
それでお笑い系と思ったのは言うまでもないが(^^;、傷ついた
大人達を涙腺地獄へ追い込む描写は非常に巧い。今作の健太郎
のキャラが某ドラマの平匡さんと酷似しているのも何かの縁?
だろうか…星野源が絶妙な童貞男を快演。あまりのハマり具合、
相手役の夏帆の可愛すぎる仕草や表情、愛し合う二人がなんで
結ばれないの!?と腹の立つ展開がしつこいほど続き、後半は
ほぼロミオとジュリエットのパロディと化している。監督自身
ラブストーリーを中心に描いてるわけではないらしいが、そう
いってもあの牛丼屋チェーンでの感動場面は屈指の出来栄え!
涙に咽ぶ観客を尻目にどんどん話がしつこくコント化していく
後半は個人的には勿体ないとしかいいようのない出来で残念な
仕上がりだったが、簡単には結ばれない傷だらけの恋ならでは
の趣もある。予想し得ない展開に観客は飽きずに観終えられる。
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