劇場公開日 1958年12月28日

隠し砦の三悪人のレビュー・感想・評価

全55件中、41~55件目を表示

5.0映画史上最高傑作の一角

2019年9月8日
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雪姫、真壁六郎太は上原美佐、三船敏郎以外に考えられない。ラストの「おしじゃ、おし娘じゃ。」のシーンも最高!自分の中では映画史上No. 1です。

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kenyan

5.0惚れぼれするような完璧な脚本

2019年9月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

いやー面白い!
最高のエンターテイメントに仕上がっています
見事な脚本で一切淀みなく展開します
全く無駄のないプロット
六郎太と姫の物語を太平と又七を配して展開させることでお話に弾みとコメディリリーフとなす
同時に六郎太のプロフェッショナルさを際立ているのです
田所兵衛とのプロットも実に見事
六郎太と姫を引き立てる構造にもなっています
本当に惚れぼれするような完璧な脚本です

そこに姫のキャラクター造形
それを体現し得る役者を探し求めて配役された上原美佐の美貌と美しい身体と演技には参りました

娯楽映画の教科書なのは間違いないです
スターウォーズの元ネタというのは有名ですが、宮崎駿監督のアニメ作品にも多大な影響を与えているとおもいます

太平と又七が姫にジェスチャーで伝えようと可笑しな身振りで笑えるシーンが有りますが、あれは当時NHKで絶大な人気番組だったジェスチャーショーからインスパイアされたものではないでょうか?

これ程のレベルの高い世界水準の脚本を作る力が当時の日本映画界にはあったのです
今の映画界にとって、もっとも必要な、取り戻すべきものではないでょうか

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あき240

5.0・上原美佐のがなり声が初々しいぞ ・パントマイムがコミカルで笑う ...

2019年8月19日
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・上原美佐のがなり声が初々しいぞ
・パントマイムがコミカルで笑う
・三船の馬の乗りこなし、すっっごい
・なんて粋なクライマックスなの〜

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小鳩組

4.0スターウォーズを思い出してください!

2019年4月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 黒澤映画初のシネマスコープ。いきなりコミカルな演技によって二人が『スターウォーズ』のC3POとR2D2に見えてくる。強欲な狂言回しの二人が最後まで笑わせてくれ、対する姫(上原美佐)が人間の醜さを知っていくところが対照的。そして最初から圧倒されるエキストラの数!大きなスクリーンで観たかったな~と思わせる。

 金をどこに隠したか、という小手先のプロットで驚かすよりも、練りに練った脚本、そして田所兵衛(藤田進)との槍決戦シーンや真壁(三船)の本物の流鏑馬よりも迫力ある馬上の殺陣。ごまかしが一切ない映像力だった。

 リメイクでは田所兵衛のゲイネタとも思えるやりとりが逆に面白かったけど、全体的に面白さは互角。「裏切り御免」と捨て台詞を吐く田所のシーンが気持ち良かった。

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kossy

5.0軽いタッチ、重厚な映像。

2019年3月31日
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前半では群衆シーンや城の焼け跡のセットなどに金をかけまくっている。こんな迫力のある金のかかった映画が、このように面白い大作になって後世に残されたことを喜びたい。
今見てみると一番有名なあのシーンは移動撮影でなくてパンなので少し驚いた。しかも長いカットでなく切り繋いだカット。長い移動撮影だと観客の目が慣れてしまって移動撮影の効果が薄れる。それで一旦、別カメラからのショットに切り替えそして再び移動ショット。それを三回やっている。迫力あるシーンってのは物語とリンクしてこそ生まれるのではあるが、黒澤映画にはこのようなカメラワークの工夫がやはりそこには有るのである。・・・それから長回しのシーンについても書かねばなるまい。この映画には一箇所、カメラが固定されたまま異常に長回しで芝居を見せるシーンがある。なんで、あんなに長回しなのか?・・・実は、あのシーンがクライマックスなのである。この映画は冒険スペクタクルであっちこっちに派手な見せ場がある。一つのアクション映画である。ところが、そのクライマックスだけが固定カメラによる静かな長回しなのだ。あのシーンで長回しによる緊張感がしっかりでているから最後のところでスカっとできるのである。なんという演出の妙であろう!!
次に脚本についても少し。
脚本的に成功したのは二人の欲張り達の設定である。くどいように二人が言い争うが、彼らがもう少し物分りがよかったら映画として成り立たなかった。「こんな二人を上手くコントロールして無事脱出できるだろうか?」というハラハラ感がこの脚本の背骨となっている。前半がちょっと長いように見えるがそのあとが正にジェットコースター。脚本家たちが頭をひねって最高に上手く仕上げた娯楽大作だ。
フィルムの美しさがよく現れていてとくに三船のアップが非常に味が出て美しく撮れている。デジタルでは今のところ、あの味わいは出ない。映画監督よ、映画はフィルムで撮れ。

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タンバラライ

2.5その欲深は浅ましくも愛おしい

2018年11月26日
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七人の侍や用心棒と比べるといまいち印象が薄いのは、シナリオの起伏がやや平坦で盛り上がりどころに欠けるからだろう。
後述の百姓ふたりの生々しくも誇らしい漫才喜劇的な側面と、三船敏郎のプロモビデオを足して、そこに黒澤ならではの高度な時代考証と説得力のある描写が彩として添えられてるような作品。

主役であるふたりの百姓は、端的に言ってしまえば間抜けで強欲だ。そうでしかあるまい。でもそんな単純な言葉に収まらない人間臭さがなんとも魅力的である。
彼らはラストシーンを迎えるまで変わることは無い。愚かで、単純で、目先のことしか考えない。しかして作品のヒロインたる棒読み姫や、とりあえずカッコいいとこだけ見せてる三船敏郎よりも、ずっと愛おしいキャラクターに仕上がっているのが絶妙ではないか。
その理由は、彼らの短慮も欲深さも、現代の価値観に汚れていない非常にプリミティブなものだからではなかろうか。彼らのあの言動は人間が誰しも備えていて、でも合理的に物事を考えられるが故に、あるいは現代社会のモラルに反するから実際に口にしていないだけなのだ。だから彼らを「馬鹿だなぁ、浅ましいなぁ」と眺めながらも嫌いにはなれないし、その行く末をハラハラしながら見守ってしまうのだ。

一方、三船敏郎は他の傑作と比べてまったく面白みのないただのカッコイイ侍に収まってしまってるし、お姫様はなかなか棒読みで大根なあたりに世間ズレしてる風を演じているのかと思いきやマジで素人だったりと、とくに良い印象は残っていない。

描かれる戦国時代の世界は流石で、宿場町の雑踏も、負けた領地の兵士や平民の行く末も、これまであまり気にしてなかったこともバッチリ描かれてて作品世界にぐいぐい引き込まれている。
重要なのは、これはリアルではなくリアリティであるということだ。エンタメ性質を阻害しない部分は、徹底してリアル"風"の描写を徹底している。近年のクソ時代劇が蔑ろにしてる全てがここにある。

姫様が常時化粧バッチリなのは凄まじい違和感があったが、ラストシーンではしっかり時流にあった化粧をしてるので(これには少し驚いた)きっとずっとすっぴんだったに違いない!

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ヨックモック

5.0又七と太平、お姫様

2018年10月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

興奮

お金に異常な執念を燃やすおバカな二人組、又七と太平、決して演技はうまくはないのだが気品に野性味が加わったお姫様の上原美佐、この三人のキャラが出色の出来。
藩の後継者であるお姫様を守りながら、襲い掛かる難題に対処、金の亡者二人で肩の力を抜きながら、敵陣を突破するという手に汗握るアクションを楽しむ。

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いやよセブン

5.0スリル大炸裂の敵中突破!

2018年9月19日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

楽しい

興奮

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しゅうへい

4.5バカコンビにまた会いたい

2018年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

何なんでしょう?
映画力?みたいなものをすごく感じます。

最初の5分でふたりがどうしようもない奴らだとわかり、次の5分でもう目が離せなくなっている。

映像も、日本なのに何か別の世界のよう。

愛すべきバカコンビはややサービスしすぎな感じもあるけど、やっぱりまた観たくなる、会いたくなってしまうようなところがあります。

他の黒澤作品と比べ、気軽に観られるところがとてもいいですね。
ブルーレイ買おうかなぁ…

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凪

3.0「用心棒」や「椿三十郎」と比べる見劣りする感じ。 馬で追っかけるシ...

2018年2月6日
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「用心棒」や「椿三十郎」と比べる見劣りする感じ。
馬で追っかけるシーンはかっこよかった。

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へまち

5.0タイトルなし

2017年10月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

笑える

馬で颯爽と駆け抜けるシーンは痛快!

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ユキヒメ

4.0最高

2016年7月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

三船敏郎が騎乗で戦うシーンと、火祭りで踊るシーンはほんと鳥肌立った。
姫の台詞であったように、「装わぬ人の世を、人の美しさを、人の醜さを、この目でしかと見た」、そんな映画だった。

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擬人法

4.5藤原釜足

2015年12月26日
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千秋実。相変わらず面白すぎる。藤原、千秋の小汚い百姓な感じとか、敏郞の刀振り上げながらの乗馬とか、城の階段とか凄くリアル。。そこに火祭りのいかにもアキラが好きそうなケチャっぽい音とか、上原美佐の短パン姿とか、人買いから買い取った娘のイモな顔とか、ちょっと歪な部分も盛り込んであって。ほんとちょっとハワードホークスとかと肩並んでる感じというか、アキラの中で群を抜いた傑作な気が。

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ssspkk

3.5『隠し砦の三悪人』

2014年12月8日
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楽しい

上原美佐、当時21才のド素人がヒロインデビュー、大根な部分も含めて表情、動き、その声だけで釘付けになったよ、福岡出身だって。

千秋実と藤原釜足の百姓コンビがSTAR WARSを生み出し、藤田進の名台詞に当時映画館で拍手が巻き起こった。
熱い時代の熱い映画だ。

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リッキー Rickie

3.0黒澤作品基準でいうと…

2014年10月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

黒澤さんのエンターテイメント系列の作品を見るたびにやっぱり『椿三十郎』って最高だったんだなって思ってしまうあたり、最初に見たのがあれでよかったのか悪かったのか…。千秋実と藤原釜足のやりとりはコミカルで面白かったんだけど最終的に結局三船か…という残念さも多少あった。三船と藤田進の決闘シーンは無駄に長い印象。三十郎や用心棒ぐらいあっさりしてるのが丁度良いのかもしれない。三船の乗馬シーンは文句無しにすごい。普通に面白いラインはクリアしてるのですが、黒澤作品基準で見ると少し満足度は低めです。ジョージルーカスさん文句多めですみません。

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えら