「惚れぼれするような完璧な脚本」隠し砦の三悪人 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
惚れぼれするような完璧な脚本
いやー面白い!
最高のエンターテイメントに仕上がっています
見事な脚本で一切淀みなく展開します
全く無駄のないプロット
六郎太と姫の物語を太平と又七を配して展開させることでお話に弾みとコメディリリーフとなす
同時に六郎太のプロフェッショナルさを際立ているのです
田所兵衛とのプロットも実に見事
六郎太と姫を引き立てる構造にもなっています
本当に惚れぼれするような完璧な脚本です
そこに姫のキャラクター造形
それを体現し得る役者を探し求めて配役された上原美佐の美貌と美しい身体と演技には参りました
娯楽映画の教科書なのは間違いないです
スターウォーズの元ネタというのは有名ですが、宮崎駿監督のアニメ作品にも多大な影響を与えているとおもいます
太平と又七が姫にジェスチャーで伝えようと可笑しな身振りで笑えるシーンが有りますが、あれは当時NHKで絶大な人気番組だったジェスチャーショーからインスパイアされたものではないでょうか?
これ程のレベルの高い世界水準の脚本を作る力が当時の日本映画界にはあったのです
今の映画界にとって、もっとも必要な、取り戻すべきものではないでょうか
コメントする