劇場公開日 2013年1月12日

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「独特のスリルと暗鬱感が良い。最後には救いも。」LOOPER ルーパー ピーターポンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0独特のスリルと暗鬱感が良い。最後には救いも。

2014年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

前から見たかったけど、ツタヤでやっと旧作の仲間入りをしたので借りてみました。

全体的には、暗いトーンの近未来ものですが、構成がなかなかよくできていて、最期のどんでん返しまで、結構スリルがあって楽しめました。

タイムトラベル物って、だいたいが主人公の時間軸に沿って、未来に行ったり、過去に行ったりして、結局は主人公だけに都合のいい展開になるってことが多いんだけど、この物語は、タイムパラドックスを上手に利用したストーリーが良かったです。

まあ、現在の自分(主人公)と、未来の自分が、同じ時空で遭遇するわけですから、もちろんタイムパラドックスは起こりますが、何とか許容範囲で、折り合いをつけてる感じです。

超能力の子供も、ちょっとホラーじみてたけど、その強大な能力が発揮されるところの描写は、雰囲気出ていてよかったし、最期にはお母さんの愛で、何とか修正できそうな感じにまとまっていて、全体的には少し救いのある結末でした。

出演俳優の中では、主人公ジョーを演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットが良かったです。

タイムパトラベル・タイムパラドックスもののSF映画の中では、良くできたいい映画でした。

ピーターポン