「オリジナルであることの価値」LOOPER ルーパー arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルであることの価値
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タイムトラベルものにつきもののパラドックスについては考え始めたらキリがない。
30年後の未来から転送されてくるターゲットを始末する殺し屋“ルーパー”が主人公の今作も「んっ?待てよ!」というところや、ここは要らないなと感じるシーンもある。
でもやっぱり今作を評価したいと私が思うのはこれが監督ライアン・ジョンソンのオリジナル脚本だということだ。
小説やコミックスの原作やリメイクに頼りがちな昨今の映画界にあって、現在(2044年)を生きる殺し屋ルーパーがターゲットとして30年後の自分自身に出会うという設定はなかなか新鮮なんじゃないか?
ただ、ジョセフ・ゴードン=レヴィットってこういう顔だったっけ?
なんだろう?眉毛が違うのかな?
未来の自分、ブルース・ウィリスに似せようとしたメイク?
元々私は人の顔を覚えるのが苦手なんだけど、こんな顔だったっけな〜?という違和感が最後まで抜けなかった。
“顔”と言えば、後の“レインメーカー”であるシド役のピアース・ガニョン(この表記でいいのかな?)君の面構えは良かった。
よく見つけたよね〜、この子。彼の面構えには『ブリキの太鼓』を思い出しました。
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