ルビー・スパークスのレビュー・感想・評価
全43件中、21~40件目を表示
すき!
最初はすぐに見入ることができなくて途中で寝るかな?と思ったけど、いつのまにか夢中になってて気づいたら終わってたそんな作品。
物語に書いてた彼女が実際に存在して最初は混乱するものの毎日ハッピーハッピーなんて、前半はそんなありきたりなラブコメかと思ったけど、それでも2人が微笑ましすぎて結構たのしめた!
ルビーが現実に存在するとわかった瞬間のカルヴィンのリアクションがなんともいえぬ。抱きかかえるの可愛すぎる(笑)
そしてカルヴィンは物語の続きを書くのをやめたにも関わらず、思い通りにならないことから再び物語に手をつけてしまう。
これってよくないことだよね…と思いながら見ていくと、やっぱりそんな方向に。
そして私は段々と、この関係はどうなるんだろう?と考えはじめた。
その答えとして、まさかのあんなシーンがくるとは…。あのシーンは、みなさんも書いてらっしゃるとおり、狂気的でホラーに近いようなイメージも持ちました。とても印象的です。
からの、カルヴィンが最後にルビーを想って書いた物語のラスト。本当に切なすぎます。
後半は前半がごく普通のカップルストーリーだったせいもあり、そもそもの基盤をわすれかけていたところからの衝撃がすごかった!
でも、また見たいと思える作品!わたしは好きでした!
最高!
2015.9.11 1回目の鑑賞
2022.10.5 2回目の鑑賞
何度観ても最高だった
初めて観た時から、7年が経っていた
衝撃だ
7年経った今でも本作がまごう事なき傑作なのも凄い
素晴らしい映画は色褪せない
同じところで泣ける
夢中なって観ていた
今回は別の振り幅からも楽しんだりして
何年経っても苦しくて痛い物語かもしれない
恋愛は狂気
恋人への要求がだんだんと多くなっていったり、理想通りの恋人になっても満足できずにもっと思い通りにしたかったり。
一方的な思い込みと狂気で成立する恋愛を、嫌味なく可愛いらしく描いた良作です。
「ひとりよがりの愛」から「相手のことを思う愛」へと変化し成長する主人公を、全ての男性がお手本にしてくれたら、嬉しい!
観たかったポール・ダノ
不思議な話だけれど、ルビーとカルヴィンの気持ちの揺れがとても生々しい。
ほのぼのかと思えばなかなか厳しい所に追い込まれたりもする、見応えのある作品でした。
ゾーイ・カザン演じるルビーは、理想の女の子らしくとてもキュート。脚本・主演とは素晴らしい才能です。
「リトル・ミス・サンシャイン」のポール・ダノを観た時、しばらくはシャイで面倒くさい男の子を上手く演じてみせてくれるんだろうと結構楽しみにしていたら、すぐにダニエル・デイ=ルイスと渡りあう強烈な役を堂々演じきって驚かされました。
その後も幅の広い役柄を演じて嬉しい活躍ですが、この度は偏狭で繊細で優しい、観てみたかった彼を観れて満足です。
ステキなラブストーリー。
スタートは少し重たい雰囲気でちょっと退屈を予感させたものの、気が付いたら引き込まれてる映画だった。
ルビーが良かった。
とても可愛い。
そして、最後、泣けました。
きっと、また見たくなる映画。
理想の女性像みたいな映画
派手さに囚われず確実に進めていく構成が良かった。
主人公カルヴィンが、夢に見た女性を主人公にした小説を書いたら、その女性が現実に現れる。そしてデートとかするようになる。
っていう、始まりはファンタジーだけど、それ以外はもうほとんど現実的なストーリー。
始めは理想を手にして浮かれるカルヴィンだけど、彼氏彼女の関係にありがちなリアルな喧嘩もするようになってきて関係が悪い方向に向かっていったりもする。そうして理想がいつしか現実に溶け込んでいく。
理想も現実になると、ただ普通にある事になっていくのが見ていて新鮮で面白かった。
夢の先には現実があって、また違う夢も出てくる。
結局は現実とどう向き合うのかということになってくんだなと思った。
ラブコメ系でこんな感想を抱くとは思ってなかった。笑
でも恋愛ってやっぱり、こういう現実的な出来事の連続だと思う。いや思わされたのかも。
嫌にならないラブストーリー
まずルビースパーク役のゾーイカザンが演じるまるで理想の彼女すぎる演技がとても素敵。。
2人がよくベタつくシーンもなんかいやらしくなく見ていてうっとりしまい羨ましささえ感じます。
ちょっと怖い
相手を自分の思い通りの人間にするのは、結局の所難しい。主人公の気持ちの重さや思い通りに操られる彼女の姿に、怖さを感じた。価値観や考えを近づけたいのなら、タイピングを通すのではなく実際に話し合うことが大事。それでもダメなら仕方ない。人との付き合いの中には衝突があって当たり前で、だからこそ成り立つと思う。
騙された!
かわいい表紙に騙されました!笑
人間の欲と理想は近いようでかけ離れていますね。彼の貪欲さにだめだよと声をかけたくなるほど哀れで、でも、愛おしさをひしひしと感じました。
また、ちょっとしたホラーのようなラブコメディな雰囲気とファンタジーなのにリアルな生活のギャップに、違和感という名のたのしさを感じました。
鑑賞後、後半の狂気さと終わり方の印象が強く残っていて、切なさが残りました。
ありきたりなお話なのに
お話自体はよく聞く、私自身少女漫画でも何度か見たことのあるような設定で、「書けなくなった小説家」が理想の女性を書いてみたところ、ある日その女性が家にいたというもの。
最初からラストまで、何一つ変わった展開はなく、ラストも「こうなるだろうな」というものでしたが、その設定にすがっていない作品作りをされていると感じました。
支配しようとする男性、支配されたくない女性、そのぶつかり合い・・・。見ている人も身に覚えのあるような恋愛ストーリーで胸をちくちくと突き刺され、そこにちょっとした香辛料のように「彼女が作られたものである」というファンタジックな要素が作用していました。
これが逆だと、作品としてつまらなくなってしまっていたと思うので、よかったです。
ルビーが絶世の美女じゃないのもなんだかいいですね。
男の妄想心をくすぐる…?
デビュー作で天才と言われたものの、その後スランプ中の作家カルヴィン。ある時、夢で見た理想の女性をきっかけに再び創作意欲が戻り小説を書いていると、その女性ルビーが現実に現れ…!?
何とも風変わりなラブストーリー!
目の前に現れたのは、自分が創り上げた理想の女性で、自由に操る事が出来る。
ちょっと見方を変えれば、男の妄想大爆発!
自分だったら、好きなアノ女優に似せて、あ〜んな事やこ〜んな事を…妄想止まりません!
でもそこは、ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスの「リトル・ミス・サンシャイン」の監督コンビ、実に巧く描く。
前半はコミカルにロマンチックに、後半は切なく。
自分が思い描いた理想の女性と恋するからと言って、万事上手くいくとは限らない。
擦れ違いが生じ、自分の理想通りに書き直し、その度に心が離れていく。
男女の関係って、難しい…。
終盤、ルビーは秘密を知る。
カルヴィンはある結末を書く。
彼なりのせめてもの愛の形。
一癖二癖ある役が多いポール・ダノが、冴えない作家を好演。
それにしてもこの人は巧い!
いずれ間違いなくオスカー俳優になる!
本作最大の源と言って過言ではないのが、ルビー役のゾーイ・カザン。
とっても魅力的!
聞けば、ハリウッド往年の大監督エリア・カザンの孫。
さらに本作では脚本も担当。
才女だ。
(ちなみにこの二人、実生活でも長年のカップルだとか。スウィートで自然なやり取りはその為か…)
新たな出会いを予感させるエンディングも余韻が残っていい。
同監督の「リトル・ミス・サンシャイン」より好きかも。
好編!
作る人の苦悩
劇場で見ました。
最初は自分もあんな彼女欲しいなってくらいでしか見てなかったけども、
男の一つの夢をかなえた主人公の苦悩って考え物だなって思う。
自分の思い通りになる女性を手に入れた時に自分が何を思うかって人それぞれだと思うけれども、多くの人が彼と同じ決断をするんじゃないでしょうか。
だって、自分の思い通りになる人がいても面白くないと思いますし。
自分が作ったストーリーの中で思い通りに動かないのは
主人公を投影した自分だけ。
そんな状況に追い込まれたら創作者は悩んでしまいますよね。
それでもゾーイ・カザンには惚れそうになってしまうんですけどね。
コントロール・フリークになる前に
19歳で出版したデビュー作が絶賛され天才作家ともてはやされたカルヴィンの創作上の行き詰まりはまたかれのプライベート・ライフの行き詰まりと重なる。
有名になってしまったことの代償なのか、それともカルヴィンの性格的なものなのか、ともかく彼は他人と関係を築くのが上手いとはお世辞にも言えない、極めて不器用な青年だ。
彼にもその自覚はあるが、相手に対するこうして欲しい、こうあって欲しいという期待ばかり大きくて、それが叶えられなかった時の失望に上手く対処出来ない。
執着が大きければ大きいほど相手に対する期待も大きくなり、失望もまた大きくなる。
しかし、そんな彼の前に夢で見た理想の恋人ルビーが現実に現れる。
そして、タイプライターひとつで彼女を自由に動かすことが出来るのだ。
誰かの思い通りにコントロールされること、誰かの言うなりになることを歓迎する人はいない。
自分の理想を相手に求めても、それは相手を追い詰めることにしかならない。
お互いがありのままのお互いを受け入れることでしか関係を継続することは出来ない。
肝要なのは、譲り合い、あるいは妥協。
相手あるいは自分を徹底的に追い詰めてしまう前にそもそも誰かをコントロールすることの馬鹿馬鹿しさ無意味さに気付かなければその先にあるのは孤独だけなのだ。
べったり恋愛は怖いね
ファンタジー要素たっぷりな恋愛映画。
とは言ってもふわふわした感じではなく、恋愛の重い側面を捉えてる。
冴えない系主人公だが作家で天才というのがちょっと新味。恋愛相手は奔放系でチャーミングというのはよく見るね。
風変わりな家族の描写が楽しく面白かった。
「あなたは自分が好きなだけなのよ」とか「自分にとって理想の相手が欲しいだけ」とか耳が痛めなセリフ多し。
ファンタジーだからこそ描けた恋愛の一面。
可愛すぎないゾーイ・カザンが魅力的。 軽過ぎず重過ぎず、恋愛について考えさせれた映画でした。
う〜ん。ロマンティックか?変態サイコか?
理想の恋愛は誰にも有る。
だが、それはそれで・・願うのか?押し付けるのか?は別問題で、非常に微妙だ。
●エターナルサンシャイン
●レザボアドッグス
●アンノウン
●キサラギ
●陰日向に咲く
↑脚本の優れた作品は数多有り・・
この作品もそれらの作品の仲間入りを果たす。・・
・・はずだった。・゜・(ノД`)・゜・。
惜しいんだよなぁ(つД`)ノ
設定はシッカリしてるのに、ツメが足りない!
繊細は諸刃だ。
高い感受性と引き換えに、発信力や伝達力が欠如しがちだ。
でも?
恋はしたいし、年頃の性欲もそれなりに有るだろうさ?
理想の女性に出会えないかな?
いつか何処かで・・。
え?
君は?君ってもしかして・・。
☆評価は・・
DVD100円基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇◇
観た後の行きたいお店】
カリフォルニア風?のパブ。
観た後の飲みたいお酒】
アメリカンなピルスナー。
観た後の食べたい一品】
ハンバーガーやポテト?
主人公ルビースパークス・・かわいかったな*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
不思議なタイプライターで叶えてくれる
要約すると「スランプ中の若手作家が実在しない夢想彼女との蜜月をタイプライターで認めてたら現実世界にその彼女がマジ者で登場しちゃった」ファンタジーでございます。
ハイ。非常に好物でございました。テンション高まりますね。
だってねえ?二次元嫁どころの騒ぎじゃないでしょ!ていう!
想像嫁ですよ想像嫁!
空気嫁(リアルドールの意味じゃなくw)が現実嫁になるという!
この手の想像空想妄想を一日たりとも欠かしたことのない俺からしたら琴線触れられまくり鳴らされまくり叩かれまくりの映画でありましたよ!
ねえ?もう!うわーもう!うわーもう!という。ねえ?分かりますでしょう?あのタイプライターですよ!
あのタイプライターを俺にくれ!今すぐくれ!頼むから誰か寄こせ!いや、くださいませ!お願いします!!!!(土下座
と、興奮状態はまあここまでとして、いやはや、いやはやです。
ドえらいラブストーリー仕上げてくれちゃいましたねゾーイ・カザンちゃん!
ゾーイちゃん快挙でしょう。こんな脚本仕上げてタイトルロールまで演じちゃう欲張り加減!おまけにキラキラ眩しいぐらいの笑顔!愛らしいスタイル!恋人を見つめるその眼差し!クルクルとタチドコロに変わる性格表現の確かな演技!キュートだし!あとカラータイツ似合いまくり!
誰でも幾度か思ったことある願望じゃないですか?
「理想の恋人いいな、出来たらいいな。あんな恋人こんな恋人いっぱいあるけど、皆皆皆、叶えてくれる、不思議なタイプライターで叶えてくれる」
訳じゃないですか!ねえ?
いやあもうダメ!俺の理想はルビー・スパークスになりました!恋に落ちましたよ!
俺がルビーの恋人カルヴィン(ポール・ダノ)だったらもっと上手くやれるのに!やれたのに!
兎に角、あのタイプライターを俺にくれっ!
ええ、そうですね。暫くは、この妄想止まらないと思いますね。
はー…罪作りな映画だよ、全く。
全43件中、21~40件目を表示