EVA エヴァのレビュー・感想・評価
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幕を下ろすのはアニキにすれば名作の可能性もあった
2012年のスペインのSF映画
スビルバーグの”AI”を思い出した
もちろん、あの名作と比べるのは可哀想だけれど、これから必要になるだろうAIとの関わり方について考えさせられる作品です
純然たるSFでスピルバーグ作品のようにハラハラドキドキするシーンが無いから、ただただ静かに進むストーリーに眠くなるかもしれない
スピルバーグの偉大さがわかります
オタクの世界ではAIは一つの命として認識されているので、今さら考える事も無いけれど、一般社会でロボットが命として認められるのはまだまだ先というか、まだ自立型のAIが出来ていないのだか、遠い未来の話ですからね
”鉄腕アトム”の頃の、ロボット三原則とかね
懐かしいです
ただ、よく考えてみると変な話です
純粋なSFストーリーに昼メロがまじってるのが、まず変
捨てた女が兄と結婚していて、深刻な顔してるわりに主人公は昔の女にちょっかいをだすんだから、そら、殴られてとうぜんですやん
その上、ラストシーンで幕をひくのは兄であるべきですよね
育ての親はアニキじゃないですか
最後のシーンは主人公の思い込みでしょう
でないと、踏んだり蹴ったりのアニキがかわいそうですよ
目を閉じれば何が見える?!
内容はSFチックのアラビアンナイト。自律ロボ完成と製作に関わる人間模様。印象に残った言葉は、リセットを意味する『目を閉じれば何が見える?!』である種人間の夢に似た認識に重点置いたのかと感じました。SF成分弱めで映像は美しいのでテーマに作家性の深さを表現出来れば名作になったのではないかと感じました。映像が冷たいが静かにエロいので意図している悲劇を描きたかった様に感じました。
ジュベールの日曜日になんとなく似ている。
アイザックアシモフのロボット三原則。
ファンタジーの分野を借りて、色々な事を語っているようには見えた。
CGは出てくるが、結局演じたのは俳優。
男は不器用。女の子はカワイイ。
一歩間違えると、変質者だが。ジュベールの日曜日になんとなく似ている。
SFアラビアンナイト
ダニエル・ブリュール、今度はスペイン語!振る舞いも雰囲気もドイツ語や英語の時と異なる。
オープニングクレジットとても美しい。ロボット人間(少し気味悪いけど便利でいいな)、ロボット猫、車の中も研究環境も凄いのに、相変わらず車はタイヤ、ハンドル、ワイパーがあって、水回りやキッチンや大学の授業風景はアナログで普通。両方が混ざった感じが面白かった。
雪の風景に映える赤いコートの少女エヴァ。子どもだったり大人びていたり生意気だったり悲しんだり。「面白い」子、エヴァに惹かれるアレックスと変態呼ばわりしながらなついてくるエヴァ、共振関係があったんだろう。エヴァ役の女の子、適役で良かった。どこまでも続く雪の森と山、空からの映像がとても美しかった。アレックスの最後のセリフ「目を閉じて」が悲しかった。
「女の子は男の子よりずっと複雑よ…」
大学のロボット工学の女性が言う言葉に「なるほど…その通り」と思いっきり同感しました。
レオンしかりジャンピエール・ジュネ監督のロストチルドレンしかり、ヨーロッパ人監督は10歳前後の女の子で観客を魅了させるのが上手いですな。
アメリカ映画ならロボットが暴走するとすぐショットガンで撃っちゃう所を、この映画では強制終了のキーワードをまるで魔法の呪文の様に使う所がなんだか素敵だと思いました。
未来なのに車は古いサーブだったり、ロボット製作の機械は超ハイテクなのに建物は古めかしく、繊細なプロダクト製作現場なのに横でバンバン煙草を吸っちゃったりと、そこら辺のちぐはぐな対比がまた面白かったりしました。
御伽話とかファンタジー的な味わいのある異色のSF作品。半分くらいで...
御伽話とかファンタジー的な味わいのある異色のSF作品。半分くらいで最後までわかってしまうような映画ではあるけど、映像や言葉選びが良かった。雰囲気重視する人なら満足度高いと思う。
ロボットエンジニアが、兄の一人娘をモデルにロボットを作成しようとす...
ロボットエンジニアが、兄の一人娘をモデルにロボットを作成しようとするが・・。
意外とさらりと鑑賞できる作品だけどラストの余韻が何とも言えない。
こんなにも魅力的に思えるのは何故?
子役で恐ろしく魅力のある子をたまに見かけますが、エヴァ役の子もその1人ですね。
彼女の何が魅力的なのかははっきりしませんが1つに絞るとしたら何なのでしょうか?外見?言動?思考?それとも監督の見せ方なのか?自分に無いものを感じた時ってのもあるでしょうね。うーん、いい演技でした。
最後のシーンの光の十字は何なんでしょう。気がついた方いらしたら教えてください。
近未来のお伽話
ロボット科学者アレックスは、かつて逃げるように離れた故郷に戻ってきます。個性的な少女エヴァをモデルにアンドロイドの研究を始めますが…。
繰り返し語られたテーマとは思いますが、欧州の小さな雪の街のできごとは、なにかアンデルセンのもの悲しいお話みたい、近未来の寓話・お伽話のよう。
この美しく静かな作品が大好きになりました。スペインのキケ・マイヨ監督2011年の作品です。
CGの使い方が良かった、美しいタイトルに引き込まれます。
それぞれのキャラクターが良かったけれど、エヴァの魅力が圧倒的!素晴らしかったです。
変質者・リアル猫型ロボット・アンドロイド
エヴァの色気にやられた。(´д`)10歳なのに妙に大人びていて、かとおもえばスキップをしたりする。よく知らない男性に対して、悪びれもなく「変質者」と言ってのけ、その後にキス顔をしてくれる小悪魔さ。アレックス(主人公)が彼氏に見え、いいように振り回されているのが羨ましいなぁ(○´∀`○)と思ってみていたが、後半からの展開でこの映画の厚みがぐっと増した。(´・ω・`) 人権、命の重み、《子》に対しての親としての役目とは…。
観る側に、考える余地を与える映画はいい映画だと思っている僕に、この映画は訴えるものがあった。……変質者かぁ(笑)(´д`)
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