県庁おもてなし課のレビュー・感想・評価
全10件を表示
堀北真希が可愛かった!!
公務員は自身では外部の力を借りずに何もできない事を、良く表していました。電通やパソナが入り込んで、血税をむしり取られていくのは目に見えています。何かもう遊んでいるだけで給料がもらえて、予算が下りないとか文句を言っていて凄いです。コンサルタントの子供たちの話は単なる尺稼ぎで、要らないと思います。コンサルタントが言った事をそのままTVで言っただけで、結局、課としては何もしていないのに、このタイトルになっているのも頭にきます。専門的な事は何も分からず、TVドラマのような感じでした。堀北真希が可愛かったです。
パンダ誘致
県庁の臨時採用職員だった明神多紀(堀北)はある意味切れ者。仕事もテキパキと掛水の想像以上の働きぶりを見せる。ここですでに民間と公務員の差を見せつけられる。パンダ誘致の件からすぐに25年前に県庁を追われた男・清遠和政(船越英一郎)を割り出してしまったのだ。そして観光コンサルタントを依頼する交渉においても贈収賄にならぬよう気配りが冴えているところを見せてくれる。
そして清遠が持ってきた観光コンサルタントとしての企画は“高知県レジャーランド化構想”という途方もない発想だった!しかも報酬は五百万円!
バンジージャンプやハングライダー、自然を生かしたそのままの巨大レジャーランド。その職員たちの奮闘ぶりも描かれてはいるが、掛水と明神との恋物語、吉角とかつては親子・兄妹だった清遠一家との恋物語と、ストーリーのスケールがだんだん小さくなっていったのは残念でならない・・・
堀北真希がかわゆい
登場人物がみな好い人で、ストーリーもゆったりと穏やかに進んでいて、まるで高知県そのもののような作品だった。
錦戸と堀北のペアがよかった。堀北が本当に可愛い。一見しっかり者である多紀。たまに掛川に対しヤキモチを焼くも、いつも隣で掛川を支えようと健気に頑張る多紀の姿が、同性である私をもキュンとさせた。まあ強いて言うならば、鈍感掛川!気づけやー!
掛川の不器用ながらの最後のスピーチには感動した。おもてなしというのは、自分が好きでないとできないということ。まず自分が好きになって、それから「これいいでしょ?」「これすごいでしょ?」と言わないと、相手には伝わらない。人に伝えなきゃ、じゃない。自分が伝えたい!と思わないと伝わらない。素敵なメッセージだった。
だって民間じゃないもの
映画「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督)から。
人気の書籍・原作を映画化するパターンはあるけれど、
文字からイメージする景色と、実際に映像で目にする景色では、
インパクトが違いすぎて、大自然を観光資源としたい
高知県のPR映画になってしまった気がする。
ところで、気になる一言は、ある方からクレームの電話。
そして最後に、必ずこう指摘される。
「あんたたちに足りないもの・・それは『民間感覚』」。
最近、流行言葉のように、行政改革などの会議で使われるが、
本当にその感覚が必要なのかどうか、誰もわからない。
「公」「官」「共」がゴチャゴチャになっている気がする。
そんなことを思っていたら、電話を切った後に、
県庁職員がぼそっと呟くシーンが続く。
「だって民間じゃないもの」(笑)
「あんたたちに足りないもの・・それは『民間感覚』」と
指摘をされたのに「だって民間じゃないもの」。
これって、仕事を雑に扱っているわけでもなく、
ましてや、手を抜いているわけでもない。
立場・役割が違うだけで、目的は同じだよという主張。
まぁ、勤務中に「おもてなし課」と書かれた公用車を止めて、
海を眺めて2人でソフトクリームを食べるシーンには、
さすがの私でも、抵抗があったけれど。(汗)
「民間」では、そんなことは絶対ありえない、と言われると、
それはそれで、首を捻りたくなるんだなぁ。
ゆったりとした感じ。
かなり原作に近い形で実写化されてるなという印象を受けました。
が、前半はちょっと眠れるくらいゆったりとした感じで、飽きてしまいました。
それとアニメーション画像の必要性は皆無じゃないかな?アニメ掛水が赤面するシーンはドン引きしましたね。
吉門の『アンタの娘を俺にくれ』には原作通りしびれましたね♪高良くん格好良すぎます♪(^w^)
新旧の相互理解。
原作は未読。
劇中に出てくる観光特使を依頼される小説家って、おそらく
ご本人の有川浩なんだろうなと思ったら、やはりそうだった。
実際に依頼されてからこの小説を書いたのだそうだ。
こういう身近なネタから着想を得て、一般人にお役所体質の
批判や皮肉を交えながら解説してくれるのは非常に面白い^^;
そもそも役所で働いている方々に民間感覚を持て。と言った
ところで、実際に民間で働いてみないと分からないことだし、
逆に民間人に役所の事情を理解しろ。といわれても予算関係
から総てに至るまで、その筋の苦労は分からない^^;
だからこんな風に例え小説ではあっても、裏事情というのは
描いてくれないと伝わりゃしないのだ。観光振興という事業も、
口でいうほど簡単なはずはなく、決めたは決めたけど、発足は
したけど、さてどうしましょうか、この予算で…?なんだろうな。
掛水という名前(錦戸)だけに、水を掛けられた時には笑った。
まさかいきなりあんなことはしないだろうに?と思いながら、
その後の佐和(関)の態度が一貫してああいう女の子だったので
それはそれで納得^^;
まぁ明神(堀北)から見れば、なんて女だ!となるところだけど、
意外と男ってああいう女の子に弱かったりする(まさに謎だけど)
今作の監督&脚本(三宅&岡田)コンビは「阪急電車」でも同じく、
女性心理の描き方が巧い。なぜそこまで女ごころが分かるの!?
と思うくらい、いじらしい女の子の気持ちが満遍なく再現される。
おそらく男性陣から見れば、分からないことだらけだろう(爆)
(なんでそこで不機嫌になる?とか、なぜそこで車降りる?とか)
女の子の気持ちの深層は推して計るべし。
偉そうな小説家・吉門(高良)だって、な~んも分かっちゃいないし。
いわゆるKYな男性陣、お役所体質、に代わって、
有意義な意見を発するのが若手女性だ、ということで採用される
明神ではあったが、このご時世、たかがアルバイトで有能な人材が
苦戦していることもよく描けていた。この仕事を失ってしまったら、
次はどうしよう?仕事がしたいのに、もっと必要とされたいのに、と
これは高知県だけでなく今の若者の総声だと思う。若者が仕事を
得られない現状が、まず何とかならないといけないと思うのだが…
少し前のとあるドラマでも高知県が取り上げられていた。
観光面だけでなく、地域産業や老人福祉などにも若者勢がどんどん
入り込んでは、頑張っている様子が活き活きと描かれていたけれど、
そんなこと簡単にできるワケないだろう、幾らかかると思ってんだ?
なんていう、古い古い気質体質を根本から覆していかないと、時代は
次代を築いていかれない。今作にも描かれるように、奇抜な発想
(パンダ招致とか)は例えムリでも宣伝する価値あるんでは?と思う。
首都圏でも下町を盛り上げるために、地元商店街とか地域振興会が
こぞって若者(大学生など)を誘致し、再興のお手伝いをしてもらって
いる…なんていうニュースがよく流れている。これこそ一石二鳥。
最近、自分にも増えてきた言葉なんだけど^^;
できない、行けない、めんどくさい、疲れた、…ばかりだと反省。
中高年、気力だけは十分でもパワーは若者の方が絶大なんだから。
頼れるところは大いに頼り、新旧の相互理解に努めなければ。
おもてなし。とは、する側はもちろん、される側にも気概が必要。
歓待の心は、それを積極的に楽しもうとする気持ちに反映される。
高級感を出し演出に拘り一切の失礼がないように、だけではない。
おもてなし課の仕事が大胆にクローズアップされるかと思いきや、
ベタなラブストーリーが大半を占める作りにはなっているものの、
ゆったりと心癒される景色の素晴らしさに、これだね!と思える。
(KYを久々に聞いたけど、ああいう頓珍漢ぶりがまたリアルで楽しい)
原作とは遠く
原作を何度となく、読んでから見ました
けど、何これ?
おもてなし課発足から清遠さん登場までの前段階がカットされて吉門さんがエスパー!?みたくなって、
掛水さんと明神さんと清遠さんの3人で各地に出向くはずが2人でになって
締めのインタビューは、掛水さんと吉門さんの対談のはずが掛水さんが押し掛けるような状態になってなどなど、内容の変更ありすぎ!!
どうしても下川さんの討論でのしぶい働きや清遠さんの掛水さんたちおもてなし課に対する温かさ、吉門さんの行政に対するクレームは入れてほしかった。
そもそも、掛水さんの吉門さんとの出会いによる成長がメインで
それぞれの恋愛は成長の延長上にあると思っていたのに、
なんで恋愛が主軸なん!?見かたによっては掛水さんチャラ男になってまう!って
原作ファンとしては、複雑な内容でした
ですが、遠征のスポットの数が増えそれを映像として見れる面がとてもよく高知県観光PRになっていて、高知に行ってみたいと思える内容でした
なので、原作を読んでいない人にとっては、
すごくいい高知県PR映画になったんじゃないかなと思います
少し安っぽく感じる恋愛コメディ
有川浩原作で阪急電車のスタッフが製作した映画・・・らしいんだけど、作品の構成がちょっとビミョーな感じがしました。堀北さん推しの男性諸君には受けがいいかもしれませんが。
ラストでの掛水が発したあの一言が作品の質をチープに仕上げてしまった感じが否めません。
ラストが・・・、
有川浩の同名小説の映画化。
有川作品って、映画化されるときには、現在公開中の『図書館戦争』しかり、『阪急電車』しかり、結構原作に忠実に描かれるんですが、この作品は若干それらとは一線を画している気がします。何と言っても、途中のアニメ。あれって、どう?私的には、NGでした。パラグライダーのシーン自体は良いんですけどねぇ。
あと結末ですかね。まぁ、これは原作でも、まだ進行中的な事もあるので、ハッキリとした結末にはなってなかったとおもいますが、だからと言ってアレですか。折角知事が見ていたという設定なんだからさぁ。まぁ、それだと普通すぎるかもしれないけど、あれじゃぁ、知事も見ていたという設定が無意味じゃない?有川作品の映画化なので、結構期待していたんですが、ちょっと外されてしまいました・・・orz。
あと、確かにこの作品は、掛水と明神、佐和と吉門の二つの恋が同時進行するんですが、それにしても、ちょっと、恋バナに寄り過ぎでは?特に、掛水と明神の方。確かにそう言う雰囲気はあったと思いますが、あれほど露骨だっけ?もう少し、軽めに描いたほうが良かったと思います。
などと、苦言を呈してしまいましたが、錦戸亮が演じた掛水って、錦戸そのもの?と言うのも、撮影の間、共演の堀北真希の事をず~~~っと、「堀北さん」と呼んでいたということがプロモーションの時に明らかになっていますが、それって、掛水の明神に対する態度と同じ(笑)。どちらもシャイなんですね。
有川作品って、どれも良いんですが、これは好き嫌いが結構あるかもしれません。悪い作品じゃないですが、残念ですが、絶賛でもないです。
全10件を表示