「気分が悪い映画」共喰い さなさんの映画レビュー(感想・評価)
気分が悪い映画
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円死ねばいいのに、と思ったら死んだ。憎しみが大きすぎてそこがピークになってしまって、仁子の刑務所での言葉には「え、そこ?」と思ってしまったし、千種の最後の言葉も別に刺さらなかった。
琴子が語った、「妹でも弟でもない、あなたのお父さんの子供ではない」からの「仁子から『子供がいたら殴られない』と聞いていたから」の流れで、殴られたくないから子供ができたと嘘をついたのかと思ったけどそういうことでもなく、勝手にがっかりしたりもした。
ただ唯一、その直後、しようとしているさなかの琴子の無邪気な「あ!子供が動いた」には狂気を感じゾクっとしたけど。
円が千種にまで手を出す辺り本当に気分が悪かったけど、琴子への欲情を抑えきれない遠馬も似たようなもので、結局父親も息子もやりたいだけじゃないか、という感想。
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