「惹きつけられる」共喰い 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
惹きつけられる
昭和63年 山口県の冴えない街が舞台
右手の先を失くしながらも魚屋を営む仁子と
別居している息子と、DV夫
映像には、性や魚の生臭さや、雨や川でジメジメとした街の空気まで伝わってきます。
ほとんど5人の人間しか出てこず、狭い場所で繰り広げられる話ですが血筋を呪いながらも反発も出来ずにその父親に似て来ている自分に苦しむ姿も良い。
琴子も千種も昭和の女の水っぽさとエロがきちんとでてます。
光石研、田中裕子は流石の演技力
今をときめく菅田将暉も初々しさもありながら堂々とした演技はさすが。
コメントする