「原作とはまた違う良さ。」共喰い トマトマ子さんの映画レビュー(感想・評価)
原作とはまた違う良さ。
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菅田将暉主演で気になっていたところ、原作を読む機会があり、原作が面白かったので鑑賞。
台詞や設定が原作に忠実なまま進行、仁子さんの凶行以降が映画オリジナルストーリーになります。
原作より明るいラスト、確かにそうすれば殴ったり首絞めたりせんでいいよね…!!と妙に納得。
あの父親の血を引いて、あんなゴミ溜めみたいな川辺に住んで。
希望なんて絶対持ち得ない状況やけど、
母親が父親を殺してくれて千種が魚屋を継いでくれて昭和から平成に移って、
遠馬の未来がうっすら見えかけて終わる。
テーマは暗いけれど、意外にも鑑賞後爽やかな気持ちになれる映画でした。
菅田将暉が現在のイケメン俳優キラキラオーラを完全に封印して、
文字通り裸一貫で田舎の地味な高校生を演じていたのが、とっても良かった。
あの年頃には難しい役やったやろうけど、演じきっていて流石というところ。
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