「停滞している空気感」共喰い おむらいすさんの映画レビュー(感想・評価)
停滞している空気感
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女を殴って、自分の思うまま生きてきた父親
それを嫌悪する息子
自分にそんな父親の血が入っているから自分もそうなると信じ苦悩する
複雑な家庭環境でもあるが、みんなどこかずれている気がする
横暴な父親
元夫への憎しみを息子へ言う母親
暴力を受けつつも笑っている再婚相手
(再婚相手に関しては、逃げたあと妊娠中に主人公と関係をもとうとしてるところに一番狂気を感じたが)
主人公しか見えていない彼女
主人公が父親の血のことで自身を追い詰めていることも、父親が独裁的なことも、彼女が魚屋を継いでることも、
閉鎖的な地域なのか、時代なのか、目に見えない混沌とした何かが停滞して、そこ周辺だけでぐるぐるまわっているように思った
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