「自転車で こんなにエキサイトするなんて!」プレミアム・ラッシュ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自転車で こんなにエキサイトするなんて!

2012年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

カーチェイスやオートバイレースはよく見るけれど、自転車で こんなにエキサイトするなんて意外でした。

マンハッタンでバイクメッセンジャーの仕事をするワイリーは ある日、届け物(封筒)を巡ってトラブルに巻き込まれ 命を狙われる。。。というストーリー。

ニューヨークならではの職業(バイクメッセンジャー)と 生活事情。 大きな驚きはないものの、ある意味 日常であることが非日常に見える一本。

撮影中 実際に怪我をしたワイリー役の ジョセフ・ゴードン=レビット。 細身だし、特別目を引くような顔立ちでもないけど、細かい演技と彼の表情がいいです。 バイクにまたがると無敵に感じるところも ワイリーの魅力がアピールされていました。バイク・テクニックも なかなか見どころ。

ワイリーのバイク仲間・バネッサを演じた ダニア・ラミレス。 TVシリーズ『ヒーローズ』などで活躍する女優さん。 ちょっと控えめな演技、でもナイスボディと笑顔が 印象的。

バネッサのルームメイト・ニマを演じた ジェイミー・チャン。 今回は お色気封印、悩みを抱えた中国人女性を演じたジェイミー。 実際は 韓国系アメリカ人だそう。 中国語、似合ってて いい感じでした。

その他、悪役を好演 マイケル・シャノン(『テイク・シェルター(2011)』)など、周りの(キャストの)バランスも いいです。 印象に残ったのが バイク警官を演じたクリストファー・プレイス。 暑苦しいお顔ですが、実は 数々の有名映画(『ダークナイト・ライジング(2012)』、『崖っぷちの男(2012)』など)でスタントをこなしている俳優さんだそうです。

バイクメッセンジャーという職業をアピールするあまり ちょっと長く感じるストーリー構成(実際は数時間のあいだの 出来事)。 でも エンディングは上手くまとめ上げられていたと思う 4.0。 若者ウケしそうな スカッとできる作品です。

P.S. (ネタバレになるので伏せますが)キーワードつながりで 『Step Up Revolution(2012)』(レビュー書いてます)も お勧めです。

Blue