「橋本愛の橋本愛による橋本愛の為の映画ならば合格! しかし…」さよならドビュッシー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
橋本愛の橋本愛による橋本愛の為の映画ならば合格! しかし…
火事で家族や親戚を失い、自身も大火傷を負った天才ピアニスト少女、遥。ピアニスト岬洋介の指導の下、再びピアニストの夢を目指すが、周囲で不可解な事件が起こる…。
第8回このミステリーがすごい!大賞に輝いた小説の映画化。
音楽+ミステリーという食指をそそられる題材だが、さながら80年代のアイドル映画といった感。
橋本愛の橋本愛による橋本愛の為の映画とすれば、ほぼ合格。
それ以外に関しては、難点多々。
まずミステリーなのに、ミステリー要素が薄い。
犯人も動機も、終盤に明かされる意外な真実も、ある程度読めてしまう。
もうちょっとここら辺、ミステリーとしての濃さが欲しかった。
ヒロイン遥が再起する、ミステリアスなドラマと見た方がいいかも。
遥は大火傷を負ったものの、皮膚移植で火傷前と全く違わぬ容姿という設定。
誰がどう見たって、そんな大手術した後に見えない。まんまじゃん!
思わず突っ込まずにはいられない(笑)
ま、橋本愛が可愛けりゃそれでいいんだけど。
ピアニスト岬洋介を演じるのは、現役ピアニストの清塚信也。稲垣吾郎似。
演技もそれなりに頑張り、ピアノを弾くシーンは圧巻の一言!
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