さよならドビュッシーのレビュー・感想・評価
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僕はピアノニストだ。裁く者じゃない
超絶技巧練習曲集 第4番ニ短調「マゼッパ」が良いね。
「熊ん蜂の飛行」リムスキー・コルサコフは親父が好きな曲だった。
『優秀な検事や刑事が増えるのは、世の中の為になると思うんですが』
『色んな人がいていいんじゃないですか?』
『誰かの為に頑張れるなら、きっと、続けられるよ』通りで僕は長続きしない。
原作を読んだ事があるが、こんな話だったかなぁ、
大変に残念な映画(小説)だと思う。音楽の解釈だけにすれば良かったのになぁと感じた。
今週、青砥へ
ラフマニノフ:交響曲第2番を聞きに行く。
やっぱり、西洋人の古い音楽は良いなぁ。
ネタバレ
確実なネタバレ
但し、お金はどうなる?
最悪。原作者に謝罪すべき。
原作を読んで、映画を見ました。そもそも冒頭の子役のシーンいらない。原作の空気感がまるで伝わってこない。役者は無名の人がおおいが、役者よりも脚本と演出が終わっている。あの作品をこんな風にしてしまうなんてもう終わっている。
清塚さんの演奏は素晴らしい!!
それだけだった…泣
ところどころ大事な所が説明不足だし、
そもそも遥がどんどんドビュッシー沼にハマっていくところがちょっとぬるいので、これじゃ題名がなんで『さよならドビュッシー』なのか、映画しか知らない人は全然ハマらないんじゃないかと思った。
良いところは、原作よりルシアのことを取り上げてくれてたところ。
あと、橋本愛と清塚さん以外の人たち(特に家族)の演技が、、、汗
伯父の人の存在感は良かったけど。
あと、母親が助かった娘は本当は自分の娘ではないんじゃないかと、疑ってなかったところもなんだかなぁー
こういう所が積もり積もって、ああいう事件が起きるんだけど…
突然、手が動かなくなるのもなんか突然だったし、
一番、納得出来なかったのが最後に本当は遥ではなくルシアだとわかるところ。
この作品、最大の驚きポイント、どんでん返しな展開をなぜあんなにアッサリー!!泣
そこは、遥(ルシア)が、母親を突き落としたのは誰なの⁈と疑心暗鬼になりながら、観てるこちら側と一緒に誰が犯人なのかの謎解き感を楽しみながら音楽を楽しむ映画なのに、そもそもミステリー感が弱くて。
もったいない!!
もっと作り方が違えば、全体的に不穏な雰囲気のいい感じの作品になっただろうに、、と思う。
映画の制約された時間の中で作品を作らなきゃいけないのは仕方ないけど、原作のはしょり方を間違えた感じだったなと思った。
先にテレビドラマの方を見てしまった
先にテレビドラマの方を見てしまった・・・。テレビドラマの方は構成が悪いためか、最初から答えがわかってしまうほどお粗末な出来栄えだった・・・しかも火事で全身やけどを負ったところで本人がすり替えられるなんてことは現在の医学からすればあり得ない話。まさか予想した結末にならないだろうと期待していたら、まんまと騙された。オープニングだけで結末が見えてくるストーリーは最悪です。
キャラクター設定だけは面白い。原作者の中山千里は江戸川乱歩や横溝正史を読みまくっていたらしいから、作風にもその雰囲気がにじんでいるような気もする。すり替えの本人である遥(橋本)の性格といい、司法試験をトップで合格したにもかかわらずピアニストの道を選んで探偵まがいのことをする岬洋介(清塚)といい・・・しかし、医学知識(DNA鑑定等)や法学知識(遺留分等)、音楽知識にも疑問を感じる時点で、もうすでに昭和初期風のストーリーは似合わないのだ。残念ながら・・・
まぁ、すり替え、成りすましの事実はわかりきっているので、遥=ルシアの心境の変化や周りの遺産相続に関わる家族のみに注目することになる。残念ながら火事以前の遥がほとんど描かれていないので、その心の変わりようがわからない。岬先生に真実を告白するところから感情移入できるのではあるが、やはり中盤までが全く緊迫感のないことから、ミステリーとしてではなく、最初から心理劇として扱った方が良さそうな内容。
ノーガードの胸にドーン!
あらすじも予告も何も見ず、何の情報も入れずに観ました。
ミステリーなんだな〜くらいの感覚で、そこに友情と事故を乗り越えてのサクセスストーリーみたいなものがあって、コンクールに臨んで…と、全く身構えていなかったところに衝撃の事実発覚でかなり揺さぶられました!
予告編を観ていたら、序盤でその可能性を疑っていたかもしれないし、何か大きな事実が明らかになることを予測しながら観ていたでしょうが、軽い気持ちで観ていたら分インパクトは絶大でした。
これも予告観なくて正解の映画でした。
清塚さんがいることで音楽的にも説得力があるし。
現実にあんなことが可能かどうかは気にしてはいけないです。
よくできた映画でした。
ミステリーの穴をドラマで埋めている
どんでん返しの帝王こと中山七里の同名小説の実写映画版。この原作は密度がすっごく濃くて大好きな小説です。
実写映画があると知り調べてみたら案の定、評価があまり良くなく典型的な実写化失敗例かな、と思い放置していた訳ですが…
今日は何観ようかと考えたときに何故かこの作品を思い出し、これを機会に鑑賞。
あのーこれ実写化成功じゃないかな?
確かに原作にあったミステリアスな雰囲気は最小限に抑えられて、どんでん返しの明かし方も少し雑な印象はあったけれど、その分ドラマがしっかりと描けている。
小説を読んだときには感じなかった感情が出てきたし、橋本愛の等身大の演技がリアルすぎてすぐさま感情移入してしまった。
この感情は「文字」ではなく「映像」だからこそ表現出来るものだし、おそらく監督もそこを目指したんだと思う。
ミステリーはあるけどあくまでドラマ
といった感じ。
若干セリフの言い回しが直接すぎて学芸会みたいなシーンもあったけど演出がよく出来てる。
静かな映画、特に邦画はやけに固定カメラが多くて画面への引き込みが弱いけど、今作は主人公を中心に動くカメラワークで物語の世界への没入感がある。
しかも主人公中心なので主人公への感情移入がしやすくなるっといった構造。
この表現は出来そうでなかなか出来ないもの。
やっぱり自分は派手な映画よりこうしみじみとした映画が好きだな、と再確認しました。
というか清塚信也とかいう男何者?
ピアノバンバン弾いちゃってるし独特なキャラを好演しちゃってるし。
彼に教えて貰えるならピアノの練習してもいいかも…
余談
この映画名古屋が舞台でテレビ塔やらオアシス21などの数少ない名古屋の名所が登場するんです。
実は自分も名古屋出身でして。
予選の帰り道にバスに乗ってるシーンがあるんですよ。あのバスはゆとりーとラインといって家の目の前を通ってるんですよね。で近所が映画に映るわけですよ!ちょっと嬉しくなっちゃいました。
あと自慢じゃないですけど、コンサート会場の日本特殊陶業市民会館は中学生のとき合唱コンクールをやったところでして、私もあの舞台に立って歌ったわけですね。
あの橋本愛と同じ舞台に立ったと思うと少し自慢出来ちゃいます。(結局自慢)
衝撃の結末! 最後の演奏、感動で涙が止まらなかった!
ピアニストを目指す遥は、
火事に巻き込まれて、全身大火傷となる。
家族も失って失意の中、
それでもピアニストとなるべく、
岬先生のもとで、猛練習を行うのだった。
そんな中、殺人事件が起こる…
すべてがミステリアス!
ピアノの演奏にうっとりと心を奪われながらも、
ある時は、サスペンスの世界に引き戻される!
素晴らしい脚本だわ!
P.S. 岬先生役の清塚さんは、
プロのピアニストだったのね!
どうりで!
ヒトが音楽する理由
誰にも言えない秘密を抱えた、孤独で寄る辺ない
憂いを帯びた美少女役に橋本愛さんが見事にはまっていましたし、
それを支える音楽講師役の現役ピアニストである
清塚信也さんもとっても魅力的でした。
好ましいカメラワークや編集、画づくりでもってして
主演おふたりで充分映像映えしますが、
映画としてはストーリーが弱いかもしれません…
でもそれは、
原作がミステリー賞に選出された作品ではありますが
この映画はミステリー作品とは意図して
違うテイストにしたのしょう。
むしろ謎解き部分は潔いほどあっさりしていて
主人公が葛藤しながらも
約束を果たすために挑む姿を、
より注力して描いた作品に仕上げた印象です。
なにより、音楽を借りたヒトの想いをカタチにした
映画だとわたしは思いました。
わたしは音楽を扱った映画が好きで、
とりわけ〈ピアノ〉が題材な作品が大好物!
でも単に、清塚さん目当てなミーハー気分で
この映画を観ました。
印象的な場面といたしまして…
清塚さんがリストの「マゼッパ」を弾くシーン!
ぐるりと回るカメラワークでもって
鬼気迫るような演奏で魅せてくれました!
そしてやっぱりラストシーン!
橋本さんがドビュッシーの「月の光」を弾く場面!
もう指が動かないから、立って…
体重を指に伝えてでも弾ききる姿に
胸を打たれました!
ここでも、回るカメラワークで
主人公の心情を現すのに
効果的な役割りをしていました!
清塚さんの名レッスン
賞をとったサスペンス要素が売りなのだろうが怖がらせ方が稚拙だし、妙なコメディ要素は雑味になる。この映画の魅力は清塚さんの熱演に尽きるだろう。利重監督はレッスンシーンのセリフは清塚さんに任せたようで「ピアニストは手首で呼吸する・・」、本物の語るアドバイスは説得力が違う。アラベスクを速弾きした遥を怒るシーンも演奏家の矜持として頷ける。アスリート指導によくある精神論でなく知識や技術に裏付けされた指導には感銘すら覚えた。
ただ、キャラクター設定はもっと揉んで欲しかった、原作者は奇抜さが気に入っているのだろうがピアニスト探偵なんてダサすぎる、岬洋介はなんでもお見通しとは出来過ぎだろう。それに不自由な遥を励ます設定なのか片耳難聴の設定、それなら調律師のシーンは変えるべき。
周りの人物も子供じみていて魅力に欠ける、演技素人の清塚さんが見劣りしないようにとの計算なのかよくもこれだけ大根役者を集めたものだ。演奏シーンに被せる回想シーンもカット割りが多すぎてカラオケビデオのような安っぽさ、演奏が素晴らしいのだから中途半端な映像加工は邪魔なだけでしょう。作り方次第では数あるピアニスト映画の上位に行けたのにもったいない。
まぁまぁ面白い
原作がありそれを橋本愛ちゃん主演で映画化し、それをさらにリメイク?した作品。
お金持ちの真田家を取り巻く事件。
親の事故により同居することになった従姉?ととても仲が良く、いつも一緒にいた主人公の遥。
木の実ナナ演じるおばあちゃん家に泊まりに行った夜に火事になり…
大火傷を負いながらも、遥だけが生き残ったかと思われたけれど…
東出昌大くん演じるピアニスト、元検事による探偵っぽく調べていくことで事件は解決。
まぁまぁ面白かった☆
ピアノが弾けるっていいなぁ。
現実ではあり得ないなぁという展開でしたが、面白かったです。
間違えて違う人の顔を再現するなんて。声とか体格とかで分かるだろうに。
でもお母さん役の演技が上手で、娘でないと気づいた時のシーンは見入ってしまいました。
非情な事実が待ち受けていますが、救いがピアノというのは音楽の力を感じました。
綺麗
綺麗なお話だった。
ストーリーが凄くおもしろかったわけでは…ないけど、ただただ綺麗だなと引き込まれました。
多くの方がすぐ分かったミステリーに私は最後まで気付かなかったので、感動しましたし泣きました。
橋本愛も綺麗でした。
演技、初めて見ましたが凄い女優さんですね。
あとピアノって
こんなに綺麗な音だったんですね。
弾きたくなりました。
「熊蜂の飛行」が凄くカッコいい…
あんまりピアノは好きじゃないのですが
見栄とか、劣等感とか、恐怖とか、そういう余計なものを除いた
純粋な魅力に気づかせてもらったような気がします。
気持ちがあるうちに練習してみようか…笑
間違いなく弾いても全く感動がない演奏があるというセリフ、大変共感しました。
やや古臭い作風も、最後はグッと来る
ミステリーとしてはやや微妙も、一人の少女が辿る数奇な運命の物語としては、まずまず見応えがあったかなと。
かなり強引な話ではありましたけどね(苦笑)
いくら現代医療が発達しているからとは言え、あんな大火傷して、橋本愛な状態にまで復活できるはずは・・・。
まあでも、瀕死の重傷を負った少女がピアノ教師と二人三脚で再生していく様子は、ピアノ教師役に本物のピアニスト・清塚信也を起用したこともあってか物凄く説得力もあって、ミステリーの陳腐さを差し引いても十分見れるものだったと思いました。
主人公・遥が抱えてきた秘密も、大多数の方はあっと言う間に気づいたようですが、私は鈍いからか普通に何にも考えないで見てしまった為、最後のどんでん返しに普通にオッ!と驚き、彼女の抱えてきた想いに思わず涙してしまいました。
遺産を巡るショボいサスペンスの方に気を取られてしまった分、余計に感動しちゃいましたよ。
そのサスペンス部分に関しては、かなり古臭い、2時間ドラマのような作風で、突っ込みどころも満載。
原作はかなりの人気作なようなので、単純に映画版の見せ方が酷かったのでしょう。
ただ、ピアノ教師が検察庁の検事の父を持ち、司法試験もトップの成績で受かっている才能の持ち主と言う設定は、なかなか面白かったですけどね。
でも、ピアノを演奏する清塚は素晴らしかったけど、探偵の清塚はドヤ顔もあって私的にはちょっと微妙だったかなぁ(苦笑)
一方主演の橋本愛は、本当に陰のある役どころが嵌ります!
台詞回しは毎度のことながら感情が乗ってない感じで多少気になるのですが、雰囲気に関しては抜群ですね。
彼女の魅力なくして秘密が明かされていく鮮やかさなし、まさしくこれぞザ・橋本愛ムービーって感じでした。
この映画はミステリーとしてではなく、青春音楽映画、または橋本愛鑑賞映画として見るべき作品でしょう。
ミステリーというよりは
ミステリーというよりは、ファンタジー。いろいろとツッコミ所はあるけど、ファンタジーだと思えば大丈夫!
最後のオチは、誰が悪いわけでもない少女の運命がなんとも悲しく切ない…
ピアニストを目指してた遥ではなく、そうでないルシアが生き残り、遥の思いをついでピアノを弾くシーンに心打たれる。本物のピアニストが先生なのもよかった。すごく雰囲気のある人だった。
原作を読んでみたくなった。
オチが想像の斜め上を行ってた。真実がわかってからはただただかわいそ...
オチが想像の斜め上を行ってた。真実がわかってからはただただかわいそうで…ドビュッシーを弾きながらの回想シーンは胸熱。前半の展開が駆け足で、あのラストにつなげるのはもったいない。先生役の人がすてき。原作も読みたいなあ。
ミステリーではない。
ミステリーの棚にあったがミステリーではない。音楽ドラマ。ミステリーとして観るなら稚拙な携帯小説(読んだこと無いけど)レベル。ドラマとしては嫌いじゃない。演奏シーンがいい。稲垣吾郎かと思ったピアニスト役は本物のピアニストの清塚信也と言う方らしい。素敵。
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