劇場公開日 2012年8月19日

「中のちょっと上くらい?」ラブリー・モリー rockoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0中のちょっと上くらい?

2014年6月18日
PCから投稿

怖い

いわゆる悪魔憑きの話です。キリスト教圏ではほんとこの手の映画が月に2本くらい出てますね。いつもパターンは同じで、家、もしくは物に悪い霊とか悪魔が憑いていて人間がそれに徐々に影響を受けていくという感じです。悪魔とか悪霊がCGで出てきちゃうのもあれば、影響を受ける人間の様子が描かれているのもあります。押しなべて、登場人物がキリスト教圏で悪とされているもの(つまりは聖書で良しとされていることの真逆のこと)をし始めるのがすごく恐怖みたいですね。姦淫、暴力、嘘、殺害、まあそういうことをこれでもかと見せ付けると観客はやめてー、となるようです。神道、仏教件ではそこまでのきっちりとした善悪の基準がないので、ピンとこないです。はっきり言ってこの手の映画を怖いと思ったことは一度もない。

この映画では、悪魔の手先としての魔女、というクラシックな魔女像を結構まじめに描いているようです、妻いわく。この手の映画によくある変なCGとかがほとんどなく、主人公がくるって行く姿が、悪魔を抜きにして怖かったんで、その辺が気に入りました。

日本の映画館で見るのは採算が合わないかもしれませんが、暇なときにレンタルビデオで見る程度ならば十分楽しめます。

rocko