「政府の諜報機関員なのにまるで単独の工作員みたい」エージェント・ハミルトン 祖国を愛した男 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0政府の諜報機関員なのにまるで単独の工作員みたい

2018年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )

 全体の演出と活劇場面はなかなかの水準でマット・デイモンの『ボーン』の連作にも似ていて面白かった。
 反面、主人公のハミルトンはスエーデン諜報部員なのにほぼ単独で行動する。組織力というのが殆ど使われることがなく、行動のためにどうやって敵の情報を得ていて誰がどのような権限で命令を出していてというのがよくわからない。しかも協力するのがスエーデンではなく何故かレバノンの工作員。だからハミルトンがスエーデン代表として一人で適当に動いているようにすら見える。外科医の話も蛇足感がある。他の質感の高さに比べて物語の出来と設定が悪い。

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Cape God