「本を守るという強さに胸を撃たれた」図書館戦争 中野祐治さんの映画レビュー(感想・評価)
本を守るという強さに胸を撃たれた
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映画『図書館戦争(実写版)』1作目は、原作の世界観を想像以上にリアルに映し出した作品で、観ながら何度も胸が熱くなりました。
図書隊が「本を守る」というシンプルでありながら強い信念を掲げて戦う姿は、フィクションでありつつも現実に通じる正義を感じさせます。
特に郁と堂上の関係性は、厳しさと優しさが入り混じる距離感が心地よく、画面越しでもその空気が伝わってきて引き込まれました。
アクションシーンも迫力があり、図書館という静かな場所が舞台とは思えないほど緊張感に満ちています。
作品全体を通して、「言葉や表現を守ることの大切さ」を深く考えさせられる映画で、観終わったあとに余韻が長く残りました。原作ファンにも映画から入る人にもおすすめの一本です。
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