劇場公開日 2013年1月12日

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渾身 KON-SHINのレビュー・感想・評価

全22件中、21~22件目を表示

5.0家族が欲しくなりました。

2013年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

幸せ

横須賀の試写会で拝見させていただきました。
もう本当に興奮したし、涙も流したし、笑いもしました。
映画を見て誰かに広めたい!って思ったのは本当に久しぶりのことです。
主演の青柳翔さんをこの映画で初めて知ったのですが、めちゃくちゃカッコいい!!寡黙ながら行動で示すまさに日本男児を彷彿とさせる男姿でした。
モントリオールで黒沢映画における三船敏郎の再来だと言われたのも納得の演技でした。

私は鳥取出身で島根と近く、隠岐に伝わる古典相撲のことは聞いていたのですが、あんなに大量の塩が使われる迫力は見たこともなく、スクリーンいっぱいに広がる応援は私も思わず叫びそうになりそうでした。

12日から全国公開なので、私はさっそく前売り券を購入したので、次は友達か家族と見に行こうと思ってます。
周りに自信を持って薦められる、そんな作品でした。

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sakuramomiji

4.5迫真の相撲シーンが素晴らしかった

2013年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

幸せ

 予備知識は「レイルウェイズ」の錦織監督作品で、古典相撲が題材だということだけで、相撲はあまり興味がないためあまり期待していなかった。でも、終わってみると、泣かされ、手に汗握らされ、日本人であることを誇らしいとてらいなく宣言できるくらいすがすがしい気持ちになった。これは、久しく味わったことのない感動。
 まず、隠岐の島が美しい。観客に想像するチャンスを与えるためか、微妙な台詞の間、何か奥がありそうな表情、が凝っていて、もう一度みてみたいと思わせられた。答えがひとつでないと気持ちが悪いという、説明されることに慣れた人は、もっと状況説明がほしいと思うかもしれないけど。昔のいい映画はみんな1度見ただけではわからなかったし、そういう映画は何度見ても新たな発見がある物だけど、この映画はそういうレベルかなと思えた。明らかに役者ではない島民(?)達がとても大きな役割を果たしていて、役者に全然負けないくらい魅力的。ネタバレになるので書けないが、青柳翔の大一番は文句なく劇場が一体となって興奮する。その一方で、壊れた家族が20年に一度しか開かれない相撲大会という神事でひとつになる。島中もひとつになる。勝ち負けよりも大切なものを日本人は神話の時代からちゃんと知っていたんだ! この映画は世界中の人に見てもらいたいと思う。

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palpal