ザ・シティ・ダーク 眠らない惑星(ホシ)の夜を探してのレビュー・感想・評価
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見上げてごらん夜の星を。
豊かさの象徴とも言える都市の明るさ。その代償に私たちは「何か」を失ってしまったのかもしれない・・・。監督の問題意識はそこにある。
では、その「何か」とは一体何なのか?
この映画は、それに近づくことを試みたドキュメンタリーだ。
その姿勢は、あくまでクールでスタイリッシュ。
映像も音楽もグラフィックも、いわゆるドキュメンタリーとは一線を画した、ちょっとアート系のノリ。
題名から「陰翳礼讃」的な内容を想像していたが、良い意味で裏切ってくれたところが好ましい。
溢れる光を悪として駆逐するのではなく、適切にコントロールすること。これからはそれがもっと重要になってくるだろう、そんなことを考えさせられる作品だった。
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都会の夜の光について、考えさせられる映画です
人間は「火」を手に入れてから、夜に活動できるようになりました。そしてランプが発明され、電球が発明されていく毎に夜の光は明るくなっていき、何不自由なく生活できるまでになりました。しかしそのお陰で都会の光はどんどん空に向かって伸び始め、いつのまにか星空が見えなくなっていました。
夜の光は人間だけでなくさまざまな生態系に影響を与えている事。夜に仕事をする人達の体に重大な影響を及ぼしているかも知れない事。この映画は、都会の人なら当たり前に感じている「夜の照明」について考えもしなかった現実を教えてくれます。「節電」が重要な課題となっている今こそ見てほしい映画だと思います。だって夜空を照らす光なんて無駄そのものですからね。
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