「自分の人生とのシンクロを誰しも感じることができると思いました」舟を編む あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の人生とのシンクロを誰しも感じることができると思いました
舟を編む
2013年
見応えある良い映画でした
松田龍平は、まさにはまり役でした
他にも良い俳優が沢山出演されていて、安心してみていられます
内容は、国語辞書をどうやって作るのかを映画にした、それだけの映画です
そこにコミュニケーション能力ゼロの新任編集者の恋が絡むだけかと思いきや、それだけに終わりません
二十年以上かけてつくる辞書作りは、担当する者にとっては人生をかけて取り組む仕事になります
劇中でも1995年に始まり完成するまでを描きますから、定年退職する人、結婚する人、病気になる人がでてきます
辞書作りを描く事によって、人の人生そのものを描くことにもなっていくのです
凄まじい修羅場を経てなんとか発行にこぎつけたシーンには感動を覚えました
誰しも自分の人生を振り返って、取り組んできたことを重ね合わせて観てしまうことでしょう
それがまた、あの時はどうだった、ああだったと物語とシンクロしだしてなんともいえない感慨をもたらしてくれました
オススメしたくなる良作です
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