「辞書にも作った人の人生が込められている」舟を編む 常さんさんの映画レビュー(感想・評価)
辞書にも作った人の人生が込められている
「国語辞典なんてどれをみても同じ」なんておもっている人がほとんどだと思います。でも、辞書にも創っている人の人生がたっぷり詰まっているんですね。そんなことがこの映画を観るとわかります。ことばを発する仕事をしている人は、言葉ひとこと一言がもっている意味はもちろんそのニュアンスまでよく吟味して発言しなくてはいけないのですね。そんなこと考えてたら、今の世の中では無口になってしまいそうですが、私なりに努力していこうと思いました。静かな映画ですが、1冊の辞書を創りあげる人々の情熱がじっくりと描かれたすばらしい映画だと思います。「辞書が間違っていたらどうなるんだ」「用例採集」心に残る言葉です。
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