「音楽がいい。輪廻転生はあるのか。」クラウド アトラス ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽がいい。輪廻転生はあるのか。
配信で視聴しました。
凄くインパクトがあるわけではないけれど、
何故か何度も見返したくなる不思議な作品です。
輪廻転生をテーマにしていて6つの異なる時代のストーリーがあり、登場人物の前世での行いが来世に影響を与えています。
1人何役もこなしていて、主役だった人が次の
時代では脇役だったり。初見では分からなかったです。
トム・ハンクス演じる役は1849年では弱肉強食でいう強者という立場。だけど、2321年では弱者になる。これも因果応報というものだろうか。
特に印象的だったのが1931年と2144年。
1931年のロバート・フロビシャーがスコット記念塔で語るシーンがあるのですが、景色とピアノのフレーズが凄くいい。
あらゆる垣根は幻想だ。乗り越えようと真っ先に意識する者には必ず乗り越えられる。より良い世界が僕らを待っている。
2144年のソンミ451の語りもいい。
命は自分のものでは無い。子宮から墓場まで、人は他者と繋がる。過去も現在も、全ての罪が
あらゆる善意が未来を作る。
死んだら生まれ変わるのだろうか。
今の人生は、前世からの生まれ変わりなのだろうか。
鑑賞後、暫く頭の中に余韻が残りました。
あまり評価はされていませんが、会えて良かったと思える作品でした。
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