「孤独死は嫌だから、誰かと一緒に死のうか」エンド・オブ・ザ・ワールド Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独死は嫌だから、誰かと一緒に死のうか
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総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
地球が滅亡するというのに、暴動なども多少はあるとはいえ社会がけっこうまだ機能している。焦点は滅亡する地球ではなく、そこにいるありきたりの一市民の行動である。世界の消滅を目の前にしても、一人の個人が全てが消え去る前に何をするのかだけを追いかける。
全体として深刻さの少ない軽めの演出だし、世界が滅ぶ設定ではなくてもこの程度の話は描けるのではないか。展開としても、好きな人がいたのに会ったばかりの人を選ぶし、異常事態だからどんな異常が起きても不思議ではないとはいえ、あまり共感出来なかった。結局、1人で死ぬのが嫌だから、適当な誰かと一緒にいたいだけじゃないの。
家政婦のエルザ、テレビが家にないのか何も知らないで能天気に次の週の仕事ばかりを気にしている。世界の滅亡よりも目の前の仕事。何気に印象に残る役どころだった。
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