劇場公開日 2013年3月16日

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「女医の演技で台無し」汚れなき祈り 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0女医の演技で台無し

2024年12月1日
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もったいなさ過ぎる。こんなに丁寧に作ってきたのに最終盤の女医の安い無関心演技のせいで台無しでした。最後まで見てもあのシーン丸ごとごっそりなくてもいいくらい、むしろない方が、おおそういうことなのと誘導できてよかったのではと思うくらい。ここにたどり着くまでは、まあアリーナの直情的な性格は特にこの環境ではハレーション起こすよね、とか、アリーナも悪いけどヴォイキツァも残りたいならアリーナを追い出さなきゃいけないし、一緒にいたいなら出ていくべき、それをどちらも手に入れようとするだけでなく、それを当然のように要求する、困ってるんだから助けられて当然の宗教信者精神丸出しの理論を展開していて、やっぱり宗教というのは新旧関わらず人間から責任感を奪うわよねー、なんて考えながら見てたんです。それがあの女医ったら後頭部を鈍器で殴る勢い。実話らしいから当時の世論の代弁者なのかな、にしても下手でした。それまでの修道女たちの地味な浮つくところのない演技を観ていたので、邪魔すぎて。でも話自体は面白かったですよ。ちょっとダレましたけどね

三毛猫泣太郎