すきなんやこの街が 1995・神戸・ある避難所の記録
劇場公開日:1998年1月17日
解説
阪神淡路大震災によって焼け出された人々の避難所のひとつ、神戸市灘区の六甲小学校での被災者たちの生活をとらえたドキュメンタリー。第5回地球環境映画祭入選作品。VTR。ビデオプロジェクターでの上映。
1998年製作/115分/日本
配給:BOX OFFICE
劇場公開日:1998年1月17日
ストーリー
1995年1月17日未明に起った阪神淡路を中心とする大地震。神戸市灘区六甲小学校は、震災で家を焼け出された人たちの避難場所として、三千人もの被災者を収容した。校舎や体育館の中では家族単位で、”家“ができ、やがて”町“を形成していく。代表者を中心に自治が始まり、それぞれがお互いに協力し合い、助け合った。ところが、仮設住宅の抽選発表が始まり、一家族また一家族と避難所を後にする者が増え始めると、町は徐々に解体していく。しかし、期待を胸に移っていった仮設住宅での暮らしは、彼らが思い描いていたものとはかけ離れたものだった。「避難所での暮らしの方がずっとよかった。近所づきあいがあり、人々は助け合った」ーそう言う声が数多く聞かれた。1996年暮れ。神戸市の方針で、六甲小学校の全ての被災者が仮設住宅への入居を余儀なくされた。「希望する地区以外の仮設住宅には行きたくない。住み慣れた町を離れたくない」という声も空しく、避難所は閉鎖された。
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スタッフ・キャスト
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