「どんなに変わろうと、あなたはあなた」変身(2005) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
どんなに変わろうと、あなたはあなた
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テレビ大阪「シネマクラブ」で鑑賞(録画)。
原作は未読。
中学生の頃に観ただけなので、かなりうろ覚えですが、なんとか記憶を手繰り寄せてレビュー書いていこうと思います。
世界で初めて脳移植を施された男。次第に趣味嗜好が変わったり、暴力衝動が表面化するようになり気になって調べると、移植された脳は自分を撃った強盗犯のものであると知る。
もし自分がそんな目にあったらと想像すると恐ろしくてしょうがないです。徐々に自分が自分で無くなっていくなんて、とてもじゃないけど耐えられそうに無いと思いました。
主人公の恋人が、彼を献身的に支えようとする姿がとても健気でした。「どんなに人格が変わろうと、あなたはあなたなんだから」と言わんばかりに。その想いが分かるだけに、主人公の苦悩は増していきました。このままでは彼女を苦しめてしまうだけ。主人公が選択した結末に涙が出ました。
※修正(2024/05/22)
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