「映画ならではの贅沢で豊穣な作品」アマデウス ディレクターズ・カット版 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
映画ならではの贅沢で豊穣な作品
以前にレンタルで観たときは、サリエリのエイブラハムが凄い!
と思ったけど、今回映画館で観たらモーツァルトを演じた
トム・ハリスの後半の徐々に憔悴してゆく演技も良かった!
映像的には、お金のかけ方も桁違いだろうけど
宮廷や貴族の館の豪華絢爛さ、
この後の中世モノに比べれば群を抜く華やかさ!
何より、クラシックにはそれ程詳しくは無い私が
モーツァルトのオペラをちゃんと観てみたい!!
と思わせる程の、舞台と音楽の再現の半端なさ!!!
余りに常軌を逸脱した人物であり、
自分をバカにしていると解っていながら
実は誰よりもモーツァルトの才能の素晴らしさを見抜いていた
サリエリの葛藤が、とにかく切ない。
誰よりも自分自信がモーツァルトのファンであり、
最初は陰謀のために利用しようとしたレクイエムを
最後は陰謀の為では無く純粋にその完成曲を
聴きたかったのでは無いか?
そう思うとサリエリの心情は余りに哀しく
現代のモーツァルトファンにも通じるモノがあるように思います。
凄かった!!
時間があればもう一回観たい!!
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