「オール・キャスト総出演のオリジナル・ストーリー」映画 犬夜叉 時代を越える想い　どん・Giovanniさんの映画レビュー（感想・評価）

　初『犬夜叉』です。高橋留美子さんの作品は『らんま1/2』で時が止まったままだったので、その後の作品は、存在は知っていましたが離れていました。
　今作は劇場版の第一弾で、日暮かごめと犬夜叉の出会いについて少しだけ言及してくれていたので、なんとなく分かりました。

　主題歌「no more words」（浜崎あゆみ）が、“ああ僕は敗者でいい　いつだって敗者でいたいんだ”と歌っていますが、2001年公開のアニメ映画『千と千尋の神隠し』（スタジオジブリ制作）という超大作が勝者だとしたら、今作は望み通り敗者だったのかなと思います。

　犬夜叉（CV:山口勝平）と日暮かごめ（CV:雪野五月）の二人のやりとりも面白いのですが、弥勒（CV:辻谷耕史）と珊瑚（CV:桑島法子）の二人が笑えます。
　人氣のある殺生丸（CV:成田剣）、お目にかかることができて、光栄です。

　今回の敵は、大陸妖怪の瑪瑙丸（めのうまる）と瑠璃（るり）と玻璃（はり）でした。