バトル・ロワイアル 特別篇のレビュー・感想・評価
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70点
映画評価:70点
ちょうど私が中学生の時に話題となり
来年、修学旅行を迎えようとしていたのを
今でも鮮明に覚えています
それ以来の観賞です。
この作品をきっかけに
数あるデスゲームが生まれましたよね。
その為か、殺し合いの作品なんて
今では珍しくないですけど、
当時は斬新でとても衝撃的でした。
数ある作品に影響を与えたのも納得できます。
そして大人になった私は
ようやくBR法に怯える事なく観れた訳なんですが
色々と味があって良かったです
まず、音楽。
殺伐とした現場とは正反対の優雅な音楽
この手法は逆に恐怖をイメージさせる
次に、生徒。
優等生から愚か者、集団行動する者から一匹狼まで、機械に詳しい者もいれば、運動に秀でた者もいる。それらの抗いがユニークでした
敵役も個性的で
私はこの作品で柴咲コウを知りました。
それくらい彼女の魅力が、演技が素晴らしかったし
桐山のクライマックスなんて
まさに第六天魔王を彷彿とさせる迫力でした。
所々あり得ない展開や、
作品都合も多かったですけど
この内容を2時間でまとめたのは凄かったと思います。
昔から変わらない感想としては
中川典子がいけ好かないという事。
どの作品を観ても
守られているだけの存在に魅力を感じないのです。
それなら相馬光子や川田章吾の方が100倍魅力的だ。
【2020.9.8観賞】
上映禁止騒動は、大人が子どもから逃げている証拠
「人間て、本当にこんなことができるのか?」と興奮した中学生に手渡されて読んだ原作。筋はともかく、振り下ろされたバッドが頭に陥没する音まで聞こえてきそうな描写等の連続で、食事すら受け付けなくなった原作。
この原作を紹介してくれた中学生と話をしながら、その中学生のまともな感覚に安堵した。反面、大人のー自殺者も出るほどのー出世競争とかを思い出し、中学生に返す言葉がなかった。
そんな小説の映画化だから、鑑賞するのが怖かった。
やっぱり原作の方が何倍もいいけれど、さすが深作監督、迫力のあるものに仕上がっている。藤原さん・紫咲さんの演技力はさすが。山本さん・栗山さん・安藤さんもこの演出の中では善戦。特に栗山さんはあれだけなのに、印象を残す。
とはいえ、ラストは原作の方がいい。
灯台のエピソードは、信頼していた仲間がちょっとしたきっかけでああなる重要なエピソードなので、もっと丁寧に描いてほしかったし、演技できる役者をそろえてほしかった。
それだけが残念。
ちなみに、原作は1と2と作者が違う。1は傑出の傑作だけれど、2はキングオブ駄作。
「バトル・ロワイアル通常盤」を見た後に2回目として観るのをオススメ...
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