「上映禁止騒動は、大人が子どもから逃げている証拠」バトル・ロワイアル 特別篇 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
上映禁止騒動は、大人が子どもから逃げている証拠
「人間て、本当にこんなことができるのか?」と興奮した中学生に手渡されて読んだ原作。筋はともかく、振り下ろされたバッドが頭に陥没する音まで聞こえてきそうな描写等の連続で、食事すら受け付けなくなった原作。
この原作を紹介してくれた中学生と話をしながら、その中学生のまともな感覚に安堵した。反面、大人のー自殺者も出るほどのー出世競争とかを思い出し、中学生に返す言葉がなかった。
そんな小説の映画化だから、鑑賞するのが怖かった。
やっぱり原作の方が何倍もいいけれど、さすが深作監督、迫力のあるものに仕上がっている。藤原さん・紫咲さんの演技力はさすが。山本さん・栗山さん・安藤さんもこの演出の中では善戦。特に栗山さんはあれだけなのに、印象を残す。
とはいえ、ラストは原作の方がいい。
灯台のエピソードは、信頼していた仲間がちょっとしたきっかけでああなる重要なエピソードなので、もっと丁寧に描いてほしかったし、演技できる役者をそろえてほしかった。
それだけが残念。
ちなみに、原作は1と2と作者が違う。1は傑出の傑作だけれど、2はキングオブ駄作。
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