おばあちゃんの思い出のレビュー・感想・評価
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日本の泣けるアニメ最高傑作
久々の鑑賞
四半世紀ぶりかもしれない
2000年の短篇アニメ
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』と同時上映
監督は『帰ってきたドラえもん』『がんばれ!ジャイアン!!』『ぼくの生まれた日』『大きい1年生と小さな2年生』『漁港の肉子ちゃん』の渡辺歩
脚本は『映画 のび太の結婚前夜』『がんばれ!ジャイアン!!』『ぼくの生まれた日』の藤本信行
粗筋
ある日ゴミ集積所にのび太が幼い頃に大切にしていたクマのぬいぐるみ「くまちゃん」が捨ててあった
物置小屋の整理をしていたのび太のママが捨てたのだ
慌てて自分の部屋に持ち帰ったのび太
ツギハギだらけのくまちゃんはのび太の大好きなおばあちゃんが縫ってくれた思い出の詰まったかけがけのないぬいぐるみだった
ドラえもんに思い出話を聞かせたのび太はおばあちゃんに会いたくなった
ドラえもんの反対を押し切りおばあちゃんに見にタイムマシンに乗り込むのび太
そしてドラえもん
『おばあちゃんの思い出』を思い出すだけで止め処も無く涙が溢れるのはなぜだろう
世の中のび太のおばあちゃんのような大人ばかりなら絶対平和な星になるのにな
自分くらいは少しでも近づきたいものだと今再び思い出した
敢えて苦言を呈するなら原作のオチがなかったこと
一部の例外を除けばクスッとちょっと笑わせたり「なるほど」と唸るようオチを意識して持って来るのが藤子・F・不二雄先生特にドラえもんの醍醐味ではなかろうか
それがちょっと残念
泣かせることのみに拘ったのだろうけど
ちなみに水田わさび版ドラえもんでスネ夫の声を担当している関智一が今作で幼少の頃のスネ夫の声を務めている
聞いた話では関智一にとってはドラえもんは今回初参加でレギュラー陣の大先輩から「これからは若い人に引き継いでもらいたい」「関くんがスネ夫をやりなよ」などと言われたらしい
記憶違いかもしれないがそのエピソードも好き
声の配役
ドラえもんに大山のぶ代
のび太に小原乃梨子
しずかに野村道子
スネ夫に肝付兼太
ジャイアンにたてかべ和也
玉子に千々松幸子
のび太の祖母に高村章子
幼い頃ののび太に大本眞基子
幼い頃のしずかに佐久間レイ
幼い頃のスネ夫に関智一
幼い頃のジャイアンにくじら
おばあちゃんの心のあたたかさ
"のび太の太陽王伝説" 併映作。
Amazon Prime Videoで久しぶりの鑑賞。
原作マンガは既読。
原作への肉付けが適切で素晴らしい。のび太が幼い頃に大切にしていたぬいぐるみのくまちゃんをキーアイテムとして、原作よりも深く物語の中で機能させており、時を超えたおばあちゃんとの再会をエモーショナルなものにしていました。
幼い頃のおばあちゃんへの酷い言葉を後悔するのび太のシーンを入れたことで、おばあちゃんが成長したのび太に言う言葉のあたたかさが強調されているのも良かったです。原作に比べセリフが追加され感動レベルが上がっており、涙腺崩壊。
おばあちゃんの愛を目一杯注がれたことも、のび太が心優しい少年に成長した所以のひとつとなっているのは間違い無く、人は家族の愛の結晶なんだなと改めて感じました。
亡くなった祖母を思い出しました。のび太のおばあちゃんが「のびちゃんのおばあちゃんになれて良かった」と感じていたように、私の祖母もそう思ってくれていたことを願うばかり。
思い返せば、のび太ほどでは無いとは思いますが、祖母に酷いことを言ってしまった経験と自覚は少なからずあります。
でももう直接謝ることは叶いません。ですがその後悔があるからこそ、誰かに優しくしようと思えるのかもしれません。
おばあちゃんの温かさに号泣
ずっとのび太の味方で優しいおばあちゃん。
のびちゃんはどんな大人になるんだろう、もっと成長を見たい、的なセリフがあったような気がするが、
今は亡き、とわかっているから、小学5年生ののび太は見れなかったんだなあ…と…。
遠方、末っ子で幼少期に3人亡くなって、
おばあちゃん(おじいちゃんも)との思い出は覚えてないが、
こんな風に思ってくれていたのかなあ。
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