凶弾 KYO-DAN(1999)
劇場公開日:1999年12月3日
解説
ヤクザ組織内部の欲望と裏切りを描くバイオレンス・アクション。監督は「銃爪」の佐々木正人。出演もしている長島慶造による原案を基に、小林秀夫と「日本極道史 野望の軍団」の橋場千晶が共同で脚本を執筆。撮影を「黒の天使Vol.2」の佐藤和人が担当している。主演は「銃爪」の清水宏次朗。
1999年製作/76分/日本
配給:アーバンタイムス
劇場公開日:1999年12月3日
ストーリー
大阪。滝川組組員でカジノ・バーの経営を任されている新城は最近、汚いやり方でのしあがった兄貴分の藤堂に不満を覚えていた。そこで、彼はふたりの仲間・野上と竹井と共にカジノの金を横領することを計画。まんまと大金をゲットすることに成功するが、新城たちの動きに疑いを抱いた藤堂によって犯行がバレてしまう。ところが、藤堂はそれを組には報告せず、自らの手で野上たちを殺害していく。実は、野心家の藤堂はこの機会を利用して組長の座を手中に収めることを思いついたのだ。騒動に乗じて組長を殺害し、横領事件の罪と共にそれを新城になすりつける藤堂。更に、藤堂は新城が秘かに想いを寄せていた美人ピアニスト・陽子を拉致する。1年前の出入りの際に陽子は巻き添えを食らって怪我を負い、病院に入院した。その間、新城はヤクザであることを隠して彼女の面倒をみていたのだ。陽子にまで藤堂の手が及んだことを知った新城は、彼女を守るべく藤堂との対決に赴くが、すんでのところで藤堂を取り逃がしてしまう。そして1年後、いよいよ決着をつけるべく、新城は藤堂の経営するディスコへ乗り込んでいくのであった。