狂気を語る女たち

劇場公開日:

解説

精神的な問題を抱えた中年女性たちとの対話を通じて、彼らの心の傷と癒しの問題をとらえたドキュメンタリー。監督は『In the Shadow of the Stars』で91年度アカデミー最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したアリー・ライトで、製作・編集は同作を共同監督した夫のイルヴィング・サラフとの共同による。撮影はサラフ。音楽はレイチェル・バグパイとラリー・シーモア。録音はデボラ・フルベイカーとサラ・チン。ボブ・ディランと結婚して世界の救済を目指すという強迫観念を持つハンナ、レイプ体験からホームレスにもなったR.B.、多重人格のマイリー、病院で軟禁状態にされたことがあるというスーザンなど、登場する女性たちはユダヤ系、アフリカ系、アジア系、さらにレズビアン、ヘテロセクシャルと人種的にも性的にも多様だが、性的な虐待やいたずら、医師の間違った診断やひどい治療など、共通する過去を持っている。本作では、彼女たちのインタヴューの間に再現映像やイメージショットをはさみこみながら、狂気の背景の問題を描き出している。

1993年製作/90分/アメリカ
原題:Dialogues with Madwomen
配給:スタンス・カンパニー
劇場公開日:1999年5月22日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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