劇場公開日 1998年1月31日

「『このビデオを見た者は7日後に死ぬ』というプロットもビデオ全盛期の当時としては身近な恐怖で題材として良いですね」リング 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0『このビデオを見た者は7日後に死ぬ』というプロットもビデオ全盛期の当時としては身近な恐怖で題材として良いですね

2024年11月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

新文芸坐さんにて『エミー賞受賞記念 世界の #真田広之 へ、その軌跡』(2024年11月4日~20日)と題した特集上映開催。本日は『リング』(1998)を久々鑑賞。

『リング』(1998)
『ジャパンホラー(Jホラー)』ジャンルの火付け役で、今でもシリーズが続く代表作。
公開当時は監督の中田秀夫氏、脚本の高橋洋氏が組んだ映画撮影所を舞台にした『女優霊』(1996)の出来が素晴らしく、再タッグを組むとのことで劇場に足を運んだ記憶がありますね。続編『らせん』(飯田譲治監督)との二本立ての興行形態も今では珍しいですね。

『リング』に関しては「口裂け女」みたいに口コミで広がった都市伝説を端緒にその謎を追うテレビ局のディレクター(演:松嶋菜々子氏)のミイラ取りがミイラになってしまう話。
『らせん」に比べて、とにかくシンプルに観客を怖がらせようしており、『このビデオを見た者は7日後に死ぬ』というプロットもビデオ全盛期の当時としては身近な恐怖で題材としても良く、貞子の容貌も古典的な幽霊をモチーフにしつつ、ジェイソンやフレディのように世界的に有名なホラーキャラクターに成長しましたね。
音楽は川井憲次氏、HIIH の主題歌「feels like 'HEAVEN'」も作品世界にマッチした名曲ですね。

矢萩久登
トミーさんのコメント
2024年11月22日

公開時に観ました。
ビデオ死した人の死顔が・・さすがに真田さんはおとなし目でしたかね。SHOGUNでクローズアップされた真田さんの作品としては極めて異色で面白いですね、あと伊賀野カバ丸位ですか。

トミー