「のび太の頑張りとラストの見事さ」帰ってきたドラえもん しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
のび太の頑張りとラストの見事さ
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"のび太の南海大冒険" 併映作。
Amazon Prime Videoで久しぶりの鑑賞。
原作マンガは既読。
のび太が、自分が弱虫のままではドラえもんが安心して未来に帰れないと、ジャイアンに殴られても投げ飛ばされても歯を食いしばって立ち上がり、何度も喧嘩を挑んでいく場面は、彼のドラえもんへの友情の深さが伝わって来る名シーン。その想いを受け取り、涙を流すドラえもん。なんと美しい友情か。
ラストの展開も見事過ぎます。藤子・F・不二雄氏の才能あってこその筋ではあるものの、マンガの画では味わえない、アニメーションならではの表現と声優陣の巧みな演技の相乗効果で感動が倍増。反対の言葉だからこそ、普段言えない素直な気持ちが溢れ出しているのが分かる素晴らしいシーンでした。
ストーリーは知り過ぎるくらい知っていますが、知っていても涙腺が緩みまくってしまう。涙活にはもってこいでした。
原作を損なわず適度に肉付けを施し、ニクいばかりの感動要素を加味していて、まさしく脚本の勝利だなと思いました。
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