GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 インターナショナル・ヴァージョン
劇場公開日:1997年3月15日
解説
95年に公開された「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の、全編英語吹き替えによるインターナショナル・バージョン。イギリスやアメリカ、フランスなどで劇場公開され、ビデオの売り上げで全米ナンバーワンを記録するなど、世界各国で高い評価を受けてきた。それを記念しての凱旋ロードショー。1995年12月8日イギリスにて公開。
1997年製作/83分/日本
配給:松竹(配給協力 ユーロスペース)
劇場公開日:1997年3月15日
ストーリー
2029年、企業のネットが星を被い電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来。場所は、アジアの一画にある企業集合体国家。通信ネットワークの飛躍的な進歩と人体のサイボーグ化とに伴う電脳犯罪の高度化・複雑化にしたがい、政府は、荒巻部長を責任者、サイボーグの草薙素子少佐を隊長とする非公然で首相直属の特殊部隊・公安9課=通称“攻殻機動隊”を誕生させた。草薙たちは公的機関で対処できない犯罪に対し、暗殺などの方法で処理していった。その9課に、不特定多数の人間の電脳に侵入して自在に操り犯罪を重ねる、正体不明の国際的ハッカー“人形使い”がこの国に現われると警告が発せられる。人形使いはまず秘密会談を控えた外務大臣の通訳の電脳に侵入してきた。事態を重く見た9課は侵入回線を逆探知し、草薙・バトー・トグサらが犯人逮捕に向かうが、犯人らしいその男も人形使いに操られた傀儡に過ぎなかった。この事件を機に、電脳化され完全にサイボーグ化された草薙は、記憶だけを自己の拠り所にするしかない自らの存在意義を思索し始める。その頃、草薙らのサイボーグ・ボディ=義体を作るメーカーから義体が盗まれる事件が発生した。すぐさま義体を捕獲した9課の元に公安6課の中村と電脳の権威・ウイリス博士が訪れ、義体内部に人形使いが存在することを告げ、管轄の権利と義体引き渡しを要求する。義体に潜む人形使いは9課に対し政治的亡命を希望するが、6課の自作自演の襲撃によって義体は持ち去られてしまった。人形使いとは、外務省が対外政策用に作りあげた破壊工作のウィルス・プログラムであり、機密漏洩を恐れる外務省は6課を使って制御不能に陥ったプログラムの回収を図ったのだ。草薙は持ち去られた義体を追って単身で6課の大型戦車と激しい戦闘を繰り広げ、かろうじて義体を確保した。そこで草薙は、彼女と融合してより完全な生命体になろうとした人形使いの真の目的を知る。その瞬間、6課の狙撃により人形使いの義体は破壊された。20時間後、草薙はバトーの部屋で新たな義体を得て目を覚ます。彼女の前には未知なる情報の海が広がっていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 押井守
- 演出
- 西久保利彦
- 脚本
- 伊藤和典
- 原作
- 士郎正宗
- 製作
- 宮原照夫
- 渡辺繁
- アンディ・フライン
- プロデューサー
- 水尾芳正
- 松本健
- 石川光久
- 絵コンテ
- 押井守
- キャラクターデザイン
- 沖浦啓之
- メカニックデザイン
- 河森正治
- 竹内敦志
- 作画
- 沖浦啓之
- 黄瀬和哉
- 撮影
- 白井久男
- スタジオコスモス
- 美術
- 小倉宏昌
- 美術設定
- 渡部隆
- 銃器デザイン
- 磯光雄
- 音楽
- 川井憲次
- ADRプロデューサー
- ローレンス・ギネス
- ADR監督
- ケヴィン・シーモア
- ADRスクリプト
- ケヴィン・シーモア
- メアリー・メイソン
- ADR録音
- マグニチュード8・ポスト
- ジョー・ロマーサ
- 調音
- 井上修司
- 音響
- 若林和弘
- 効果
- 佐藤一俊
- 編集
- 掛須秀一
- 山森重之
- ジェイ・フィルム
- 演出助手
- 中津環
- コンセプトフォト
- 樋上晴彦
- 特殊効果
- 村上陸
- DGAプロデューサー
- 岡島岳洋
- DGAディレクター
- 田中誠一
- 銃器監修
- 納富貴久男
- 色指定
- 佐藤秀一
- 片山由美子
- 色彩設定
- 遊佐久美子
- 字幕
- 押井守
- 留田啓子